中国では12月に入ってから徐々に新型コロナ感染が増え始め、ここへ来て浙江省はじめ大きな人口を抱える地方では連日20万から200万人が新規に感染しているという。
中国当局の発表では全国で2千数百人などと全くまやかしの数しか出していないが、実数はその900倍にもなっているという。
この急激な感染者の増加は厳格なロックダウンによる感染抑え込み対策が限界に来ていることを表している。
その突破口になったのが、上海など比較的自由な地域で起きた「ロックダウン反対」というデモだった。
その中には「習近平、辞めろ!」など過激な中央政府への反発攻撃があり、当局もこれ以上の強制的な抑え込みを続けるのは得策ではないと判断したようだ。
その結果、早急な緩和策がとられ、どこに行くにも必要だったPCR検査や陰性証明は要らなくなり、行動制限も大幅に撤去された。
それから3週間後の中国の感染爆発はすさまじい。英米のシンクタンクの推計ではすでに2億5千万人が新規に感染しただろうというのだ。
病院もパニック、火葬場もパニックというのが現状らしい。薬局では解熱剤がどこもかしこも売り切れ、昨日だったか一昨日だったか、中国からの留学生の女性が、実家の依頼で日本の薬局の解熱剤ほか大量の薬を実家に送ったという話が報道されていた。
思えばちょうど3年前の浙江省武漢では、とある病院の医師が「肺炎患者の罹患経路がおかしい。新型のものかもしれない」と保健当局に報告したのが無視され、その結果新型コロナの感染が止めどもなく広がり始めたのだった。
武漢の富裕層の一部が日本へスキー客として訪れた札幌で、小学生の何名かにうつし、小学生が感染者になったことから北海道では政府に先駆けて小学校を休校措置とし、さらに「緊急事態」を宣言しようかという動きになったし、同じようなことは豪華客船内でも起こり、また東京の隅田川の遊覧船でも起きてしまった。
それから1か月、大阪でもライブハウス中心に感染が広がり、ついに3月になって各地の学校での感染対策による休校や卒業式の自粛という事態にまでなった。この3月だったと思うが、あの志村けんや岡江久美子の呆気ないコロナ死が衝撃を与えたのも記憶に新しい。
これら世界的なパンデミックを起こした淵源である中国が、ついにロックダウン政策を放棄し、感染の渦に巻き込まれつつある。
回り回って結局発生源の所に戻って来たわけで、「自らがまいた種は自らが刈らねばならぬ」つまり自業自得ということになろう。
年が明けてから1月下旬に中国は「春節」を迎えるのだが、このまま「解放路線」が続いた場合、いったいどうなることやら、他国のことながら非常に気になるところだ。
日本政府は中国からの来訪客に備えて、航空路線を4路線だけに絞り、そこでの感染対策を徹底するようだが、果たしてうまくいくのか?
逆に日本から中国に旅行に行く人も増えるはずで、お土産に新型コロナの中国変異株など持って来なければよいがと切に願う。
中国当局の発表では全国で2千数百人などと全くまやかしの数しか出していないが、実数はその900倍にもなっているという。
この急激な感染者の増加は厳格なロックダウンによる感染抑え込み対策が限界に来ていることを表している。
その突破口になったのが、上海など比較的自由な地域で起きた「ロックダウン反対」というデモだった。
その中には「習近平、辞めろ!」など過激な中央政府への反発攻撃があり、当局もこれ以上の強制的な抑え込みを続けるのは得策ではないと判断したようだ。
その結果、早急な緩和策がとられ、どこに行くにも必要だったPCR検査や陰性証明は要らなくなり、行動制限も大幅に撤去された。
それから3週間後の中国の感染爆発はすさまじい。英米のシンクタンクの推計ではすでに2億5千万人が新規に感染しただろうというのだ。
病院もパニック、火葬場もパニックというのが現状らしい。薬局では解熱剤がどこもかしこも売り切れ、昨日だったか一昨日だったか、中国からの留学生の女性が、実家の依頼で日本の薬局の解熱剤ほか大量の薬を実家に送ったという話が報道されていた。
思えばちょうど3年前の浙江省武漢では、とある病院の医師が「肺炎患者の罹患経路がおかしい。新型のものかもしれない」と保健当局に報告したのが無視され、その結果新型コロナの感染が止めどもなく広がり始めたのだった。
武漢の富裕層の一部が日本へスキー客として訪れた札幌で、小学生の何名かにうつし、小学生が感染者になったことから北海道では政府に先駆けて小学校を休校措置とし、さらに「緊急事態」を宣言しようかという動きになったし、同じようなことは豪華客船内でも起こり、また東京の隅田川の遊覧船でも起きてしまった。
それから1か月、大阪でもライブハウス中心に感染が広がり、ついに3月になって各地の学校での感染対策による休校や卒業式の自粛という事態にまでなった。この3月だったと思うが、あの志村けんや岡江久美子の呆気ないコロナ死が衝撃を与えたのも記憶に新しい。
これら世界的なパンデミックを起こした淵源である中国が、ついにロックダウン政策を放棄し、感染の渦に巻き込まれつつある。
回り回って結局発生源の所に戻って来たわけで、「自らがまいた種は自らが刈らねばならぬ」つまり自業自得ということになろう。
年が明けてから1月下旬に中国は「春節」を迎えるのだが、このまま「解放路線」が続いた場合、いったいどうなることやら、他国のことながら非常に気になるところだ。
日本政府は中国からの来訪客に備えて、航空路線を4路線だけに絞り、そこでの感染対策を徹底するようだが、果たしてうまくいくのか?
逆に日本から中国に旅行に行く人も増えるはずで、お土産に新型コロナの中国変異株など持って来なければよいがと切に願う。