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鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

小学校の運動会(2025.05.25)

2025-05-25 20:40:44 | おおすみの風景
今日、鹿屋市の大姶良小学校では運動会があった。

昨日は大雨で開催が危ぶまれたが、今朝は雨は上がっており天気予報では一日曇りということで、孫の3人が出るという9時からの運動会を見に出かけた。

大姶良小学校の設立は明治8年(1875年)で、今年が創立150周年という。

そのせいか上り旗が校庭のところどころに立てられ、150周年のキャッチフレーズが書かれていた。





テントの角に上り旗が見える。キャッチフレーズは「おおあいラブ」だったと思う。大姶良の最後の「ら」に「ぶ」を加えて「ラブ」(love)とし、みんなが愛する大姶良――の意味を含ませたのだろう。

創立150周年とは古い話だ。学制の開始が明治5年(1972)だったから、ほぼ同時に学校が作られたことになる。

運動会の花形はやはり「かけっこ」だ。

どの子も一生懸命必死の形相で走っていく様は、見ている者に元気をくれる。

昨日の大雨でグラウンドに水が溜まったりしてはいないかと危惧したが、今朝は砂地の走路にたっぷり水がしみ込んだため、かえって砂ぼこりが立たず、滑らずで走りやすかったようだ。

南東からの風がやや強く、この時期としては肌寒かったが、カンカン照りになるよりかは子どもたちも応援している方も楽と言えば楽だった。

意外なのは、あの運動会特有の大音響の「天国と地獄」が一度も流されなかったことだ。徒競走やリレーには昔から付きものなのだが、昨今は採用されなくなっている。一説では大音響が近所迷惑だということらしい。

それなら音の大きさを絞って流せばいいのに、などと思うのだが、流れる曲目は最近の流行歌であり、たしかに音量は小さい。

この小学校の運動会の特徴は、小学校ながら紅白に分かれて応援合戦があることだ。

さすがに三々七拍子まではないが、太鼓の連打に合わせて代表の生徒十人くらいがきびきびとしたパフォーマンスをしていた。

またまた「梅雨末期の豪雨」(2025.05.24)

2025-05-24 15:48:51 | おおすみの風景
何とも言いようがない梅雨入り宣言後の豪雨。今日で3回目だ。

一昨日、奄美地方に次いで沖縄も梅雨に入ったが、まず鹿児島県が16日に入り、3日後に奄美地方が入り、さらに3日後に沖縄が入るという通常の入り方と真逆の梅雨入り宣言は戦後の気象台では初めてのことのようだ。

しかもそれぞれの梅雨入り宣言が出されたその日か翌日に大雨が降るというパターンが続いている。これも稀有なことだ。

今日(24日)は、朝方から雨模様で、それでも午前中は小雨程度だったのだが、昼過ぎから急に大雨になった。

今日は昼前に以前から坐骨神経痛の予後に通っている吾平町の温泉センターに行き「電気風呂」に浸かったのだが、家に帰りついたのがちょうど正午で、まさに家に着く直前から豪雨となった。

余りの激しさに車から降りられずに5,6分運転席で模様眺めをしたが、やっと降りることができて家の中に入り、昼食を摂り始めたテレビ画面に「大雨洪水警報」がテロップで流れた。鹿児島市に出されたという。

その後も1時間ごとに各地に「大雨警報」が出され、2時には霧島市も警報の範囲に入った。

鹿屋にも警報が出されるのかと待っていたが、これは今4時になるが、出されることはなかった。

それでも2時前までは豪雨とそれに伴う強い南西の風が吹きまくり、庭の樹木が大揺れに揺れていた。

板張りのテラスはびっしょり、窓ガラスを打つ雨が一時は滝のようだった。

窓ガラスの向こうの河津桜が大揺れに揺れている。

温泉で会った知人にも言ったことだが、今年の夏は雨続きだったあの平成5年のようになるのではないか。あの年は米が凶作で、平年の6割程度だったと記憶する。

そのためタイ米が輸入されたり、アメリカのカリフォルニア米が入って来た。33年後の今もアメリカ米の「ミニマムアクセス」は続いているが、今年は全量が主食用になるかもしれない。

「後援者から貰うので我が家では米が売るほどある」と失言して辞任した江藤農水大臣に代わって、小泉進次郎氏が後任にあてられた。

小泉氏はかつて自民党の農林水産部会長だったことがあったそうで、早速、米の高騰対策を発表した。5キロ(白米)で2000円台を目指す取り組みをするという。

政府の備蓄米が3月以降約30万トン(玄米)放出されたが、入札制度だったため、入札者の最高価格で落札されるため、備蓄米の政府買い入れ価格よりはるかに高くなり、そのためスーパーなどでの売値が一向に下がって行かなかったのを改め、随意契約に切り替えれば政府の支持(希望)価格に下げることができるという。

まずはお手並み拝見だ。

ベラボーな梅雨入り(2025.05.17)

2025-05-17 09:58:31 | おおすみの風景
昨日の大相撲中継を見ていた時の4時だったか、5時だったかのニュースで「九州南部は梅雨入りした模様」というではないか。

「ちょっと待て、そんなベラボーなことがあるもんか」とびっくりした。

何しろまだ沖縄も奄美も梅雨入りしていないのだ。それなのに先に南九州が梅雨入りなんて聞いたことがない。

いつもはまず沖縄が5月の連休前後に梅雨入りし、それから2週間もすると奄美地方が梅雨に入り、その後は梅雨前線がゆっくりと北上して来て、さらに2週間ほどで南九州が梅雨に入るのが定番だった。おおむね5月末か6月初旬である。

今年の5月は連休の頃はよく晴れたが、それ以降はそれほどの上天気はなく「五月晴れ」には程遠い空模様だった。

それでもつい3日前にかのやバラ園に出かけたときはとても良い天気で、それが前後3日くらい続いていたので、昨日今日と天気予報で曇りから雨模様になると聞いていても、また晴れ間が戻るに違いないと思っていた。

むしろ全国の天気予報で週間天気が表示された時に、沖縄地方で雨模様が續いて示されたので、「ああ、沖縄もそろそろ梅雨入りだな」と思っていたくらいだ。

それが何と沖縄地方を差し置いて「九州南部が梅雨入り」と聞いた時には咄嗟に「ウソだろ?」とテレビに向かって言いかけ、さらに「そんなベラボーな!」がついて出たのだった。

ところがこのニュースは大相撲が終わった後も、7時のニュースでも流れたのでもう疑いようがなかった。

ローカルニュースでも鹿児島の梅雨入りに加えて、「16日夜から17日午前にかけて鹿児島本土地方では大雨のおそれ」という予報が加わり、そうなると若干だが、暗澹たる気持ちが生まれていた。

ーー今年は、春先から雨が多く寒かったので、もしかしたら梅雨以降も長雨かつ冷夏となり、あの平成5年の「8・6水害」「13号台風襲来」が再現されるのでは。

と、こんな予感がしていたのだが、梅雨入りがこうも早いとそれが現実化しないかと気が揉める。

朝方の夕立のような強い雨の上がったあとに庭に出てみると、庭の草木に影響はなかったが、根性百日草に花が咲き、同じく根性キンギョソウにピンク色の蕾が生じていた。
どちらも庭の通路と花壇の縁取りレンガの間に補強用として塗り込んであるモルタルの浮き上がった隙間から芽を出している。去年のこぼれ種からだ。

百日草はさすがに小ぶりだが、キンギョソウのほうはなかなかの大きさに育っている。西風の当たる所なので草体が東向きに倒れているが、支柱を立てる隙間がないのでそのまま頑張れとしておく。

「根性雑草」は枚挙にいとまがないが、花のそれは珍しいのでいつも抜かずに鑑賞している。

※今朝の新聞の記事(要旨)・・・鹿児島気象台によると(県本土が)奄美地方より先に梅雨入りするのは71年ぶりで、2回目沖縄より早いのは63年と76年に続いて3回目になる(以前にもあったのだ!)。
 17日夜から18日にかけて、九州南部は前線が停滞する見通しで、気象台では県本土、種子島、屋久島に土砂災害、浸水、河川の増水への注意を呼び掛けている(しょっぱなから梅雨末期の大雨の予報のようだ!)。

かのやばら園は満開(2025.05.14)

2025-05-14 10:13:55 | おおすみの風景
去年は3月頃からすでに暑い日が多く、バラも成長が早まり、4月下旬の春のばら祭りシーズンの最初の頃にすでに満開を過ぎていた。

しかし今年は寒かったせいで開花が遅れ気味で、去年とは反対に4月下旬ではまだ5分咲き程度で、ようやく連休明けになって満開を迎えることになった。

出掛けてみると報道でも言われていたのか、平日にもかかわらず多くの観光客が来ていた。

なるほど今年は花着きがいいようだ。入園料630円を払って(といっても家内のWAONカードを使い)園内に入ると、陽光の下、色とりどりのバラが咲き誇っていた。


一昨日までの強い西寄りの風もなく、穏やかな日差しに恵まれた。

入って間もなく出会った夫婦の2ショット写真を撮ってあげたのだが、聴くと三重県からの旅行客だった。

つい先日放送されたNHKの「ぶらタモリ」で、「伊勢路」を歩いていたタモリのことを言うと、相手も見ていたようでニコニコ顔になった。

伊勢(三重県)の津は私の母方の祖父母の出身地でもある。そのことまでは言わなかったが――。

平日にやって来ている中に高齢者夫婦が多いのはリタイア後の在り方の大きな楽しみの一つだからだが、何にしても健康と平和な日々があればこそだろう。

自分は生活にさほどの余裕はないので、車で10分という近くにこんな場所があって助かっている。

それにこうしてブログを書くのが楽しみでもあり、生きる張り合いにもなっているし、ボケ防止にも大いに役立っていると思う。

2006年の10月から書き始めて、今年で19年目を迎えた。来年は20周年だ。

われながらよく書き続けた。テーマは様々、気の向くままに幅広くなってしまったが、最初の頃のメインテーマは大隅の歴史・地理などを探索することだった。

また邪馬台国についても書きたかった。私の邪馬台国は筑後の八女だが、32年前に大隅に来て了解できたことが、古日向全体が投馬国(つまこく=戸数5万戸の大国)であること、そして記紀のいわゆる神武東征とは「投馬国からの移住的な東遷」だということであった。

※南九州(古日向)から、火山噴火も地震も台風もない畿内への移住はあったのである。これは東征というには語感が強く、「移住的な東遷」としたい。

以上は「邪馬台国関連」というカテゴリーで繰り返し書いている。

さて、朗報有り。ばら園では今度の17日(土)、18日(日)は鹿屋市民に限り無料開放されるそうである。次の土日も(?)。スマホなどで確認して下され。






吾平山上陵の桜は満開(2025.04.02)

2025-04-02 16:21:54 | おおすみの風景
今日は久し振りに日中の気温が15℃を上回り19℃近くまで上がった。

こうなると桜の開花状況が気になる。

5日前の先月の28日に見に行った時は5分ほどの咲き具合だったが、その後は低気温で開花は遅れているだろうと思い、今日の午後南東に10キロほどの吾平山上陵まで車を走らせた。

山上陵の入り口から300mほど続く桜並木の桜は、ほぼ満開だった。

桜並木のはまだ一片の花びらも散っておらず、見映えは最高だ。

並木の奥の空には吾平富士と呼ばれる「吾平中岳」(677m)が秀麗な姿を見せている。

山上陵の駐車場の桜は満開を過ぎ、花びらを散らしていたが、まだまだ見応えがあった。

吾平富士方面から流れて来る姶良川のほとりにも桜が多い。遊歩道には桜が散り敷いている。

爛漫ももう少しだ。