メキシコの隅っこ

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モンテレイのバラガン灯台

2006-11-13 06:28:12 | 観光
前回バラガンの記事を書いたら、その日だけアクセスが2割増しになりました(笑。
なので、今日もちょっと戦々恐々としつつ、
ルイス・バラガンです。

tengo hambreさんのブログで教えていただいたんですが、
モンテレイのセントロ(都心部)には、バラガン設計による巨大な壁が立っているとか。

ええ~、そうでしたっけね???
何度も何度も行ってるはずなのに、覚えがない……(汗。

というわけで、今回はきっちり見定めてこようと、
行く前から張り切ってました。

でもまずは、tengo hambreさんの記事と写真をごらんください。
とか言ってまた勝手に直リンです、tengo hambreさんすみません~。

まずは基本的な説明と写真
そしてポストカードですが、これを見て、ぜひとも現物を見なくては!とびっくりモノリス。
私が騒いじゃったので探し出してくださった夜景写真
そして日中の、高いところから撮った専門家の写真と思われます。

……て、あら。
こんだけあったら、私の写真、要りませんかね?(汗

何しろ、昨日も書きましたけど、
私たちが行ったモンテレイと来たらもう、寒くて寒くて……。
ベッドに潜り込んで出てこないダンナをどうにか引っ張り出して
ようやくセントロまで行ってみたら、確かにあったんですけど。



こんなんやもんなぁ~。
いやいや、古風な街灯、バックのカテドラル、噴水。
これで青空でさえあれば、バラガンのレンガ色が美しく映えてくれたでしょうに。

しょうがないので、細部を攻めます(?)。



登って落っこって首折った、なんてバカが出るに決まってますから、
塔の周囲は厳重に柵で囲まれてますが、
その柵のあいだから塔の足元を見ると、こんなん。

ドアがあるし。
中には何があるのでしょう?
掃除用具とか?
そして、この梯子のごとき横棒は、やっぱり
登ることを想定してつけてあるんでしょうかねえ?



塔の反対側はべったりと普通の壁なんですが、
そこにこんな文字が刻まれてました。
これは Faro del comercio、「商業の灯台」というらしいです。
商工会議所みたいなところが作らせた、ってことかしらん?
下のほうの、デザイナーのところに、
ルイス・バラガンとラウル・フェレラ・トレスとふたりの名前が並んでます。



塔を囲む芝生の端に、こんな説明書きもありました。
ここにもちゃんとバラガンの名前が、小さくですけど。
1983年4月30日に作られたとあります。
で、この看板は2002年に、商工会議所120周年記念で作られたとか。
て、ほとんど関係ないですか(汗。

さてさて、この塔、ただの塔ではなくて灯台なわけですから、
てっぺんには仕掛けがあるんですね。



カメラで頑張ってズームしてみました。
でも、ほとんどわかんね~
まあとりあえず、右の端のほうに赤いランプがあることだけはわかりますかね。



レイノーサからモンテレイに帰ってきた日、
我慢しきれず、ダンナも姑さんもほっぽり出して、
ひとりでセントロに出かけてみました。

まあ他にもいろいろと面白い教会とかあるんですよね。
その辺をゆっくり見て回りたかったんですが、
メトロポリタン博物館から出てきたとき、
うっすらと青空が!!!



まあわずかな時間ではありましたが、
レンガ色がよくわかっていただけるかと。
神さま、ありがと~



さて、しかし夜景を見るには、いくら何でもひとりで飛び出しては、
姑さんが大騒ぎするに決まってます。
(実は日中に出たときも、義兄の車で送ってもらって、
ドサクサ紛れに姑さんの目を盗んで出たのでした)

でもまあさすがのダンナも、これには(いやいや)付き合ってくれたので、
無事に脱出。



夜景~。
バックのカテドラルも当然ライトアップされてますし、
周囲の公園の街灯もあかあかと点いていて、
いやもう明るい明るい。
それでも、例の赤ランプが点いているのはくっきり見えますね。

そして、写真の撮り方が難しくて、
いろいろと場所を変えたりカメラの設定を変えたりして
何枚も撮ってはみたんですが、
うーん、綺麗に撮れないもんだなあ。

  

でもとにかく、緑色の光線が、塔のてっぺんから出て
回っているのがわかるでしょうか?
下から見上げて、時計と反対周りになります。

梯子状になっている壁が見える位置から見ていると、
向こう側を回ってきた光線はほぼ水平です。
そして、壁とちょうど90度になったところで、
上向きに45度、ぐいいいっと上がります。
そして、そのままこちらへ回ってきて、
頭上を過ぎ(一連の写真はこの辺り)、
向こう側へ回って、たぶん、徐々に角度を落としているらしい。

きっともっと写真を撮るにふさわしい場所があるんだろうと思います。
こんなに明るいところでは、緑の光線が写真に写りきらず、
とても残念。

ちなみに、ダンナの実家はかなり山のほうになるんですが、
そこで見ていると、頭上を一瞬で通り過ぎていました、
この緑の光線。
セントロで撮影したときは、こちらに回ってくるのに
1分くらいだったかなあ。
写真の撮影時刻の間隔を見ても、そんなもんですね。
けっこうゆっくりなんですけど、
灯台から離れれば、それだけ光線は速く動きます。
私のデジカメではシャッター速度がまるで追いつけず、
何度かチャレンジしてみましたが、
真っ暗な夜空しか撮れませんでした……。

でもさすがに、くっきりはっきり見えましたけどね。
今までも見ていたんだと思いますが、
たぶんどっかにサーカスでも来てるんだなあ、
くらいにしか認識してなかったんでしょう……。
おかげで、モンテレイに関する知識がひとつ増えました。