え~、亀弟から写真を送ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/f7/83f506a24e9f57e36b98d6ace76d9915.jpg)
こないだのバッタの佃煮のところで、aliciaさんがコメントくださった、
生きたまま食べるカメムシです。
aliciaさんはクエルナバカで遭遇なさったそうですが、
亀弟は数年前にメヒコに来たとき、タスコでこの写真を撮ったらしい。
……。
亀弟がこれを食ったのかどうかは……聞いてません。
なんか、見た目は
この辺でもときどき家の壁にへばりついているカメムシとよく似てる……。
食べられるんでしょうか?
む、とにかく今は、もしかしたら食用ということを、
万が一の天変地異で食料がなくなったときのために
覚えておくだけにしようと思います。
◆
バッタの佃煮に関してですが、
S子ちゃんからも、「匂いがけっこうきつくて他に移りそうだった」
という話がメールで寄せられました。
そう言えばそうだっけねえ。
メルカードではまあいろんな匂いが充満してるし、
レストランで食べたときはチーズとトルティーヤにくるまっていて
さほど感じませんでしたが、
確かに匂い、けっこうしてたかも。
まあバッタの匂いよりも、チレの匂いかもしれません。
それから、これも弟たちが持ってきてくれたもんなんですが、
オリヴァー・サックスの『オアハカ日誌』という本があります(リンク先はアマゾン)。
サックスは脳神経科医として有名で、
ユニークな病状を見せる人々を描いた本を何冊も出してますが、
この本はシダの愛好家としてシダ観察ツアーでオアハカを訪れた旅行記です。
その中でももちろん、バッタは(イナゴとしてですが)言及されていて、
「オアハカに来てはじめて食べたもののなかで、わたしはとくにイナゴが気に入っている--
ポリポリしていてナッツのようでおいしく、しかも栄養がある。
たいていは揚げてスパイスをくわえて食べる」
という記述がありました(145p.)。
さらにイモムシの話や、昆虫だってもっと食べればいいのに、という話、
しかし蛍だけは食べてはならない、三匹食べたら死んでしまう、
ジギタリスに似た成分を持っているから、
などなど、興味深い話がいっぱい。
さらには、せにさんがコメント欄で、
ユダヤ人はエビを食べない、禁忌の昆虫の仲間だから、
というお話を書いてくれてましたが、
この本を読んでいると注釈に、
「ユダヤ教の戒律では、イナゴはほかのほとんどの無脊椎動物とはちがって、
適法(コシエル)とされている。(中略)
古代イスラエルでは収穫がかなり不安定だったことや、食糧不足のときにイナゴは
マナのような天の賜物だったことを考えれば、
これは理に適った、なくてはならない戒律だと思う」
ともありました。
普段なら読み飛ばしていただろう注釈ですが、今回はほほ~~っ、と感心。
そうかぁ、エビはダメでバッタ(イナゴ)はオッケーの民族もあるんですね。
いや、世の中広い&面白いです。
そうそう、さらに面白いお話が。
オアハカにお住まいのチャベスYUKOさんからの情報ですが、
オアハカでは、「バッタの佃煮を食べると必ずまたオアハカに戻ってくる」
という諺があるそうで、そう書いたTシャツなんかも売られてるとか。
うーん、ぬかった、そんな面白いもの見落としていたとは!
でも大丈夫、ちゃんと食べましたから、またいつか行くことになるはずです、オアハカ!
◆
今日は皆さんのコメントやメールから広がったお話だけで
こんなに豊富な話題になりました。
一部了承を得ないで勝手に引用しちゃったりしてますが、ごめんなさい。
お嫌なかたはスミマセンが、ご一報くださればすぐに書き換えますので。
今日は写真が少ないですが、これで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/f7/83f506a24e9f57e36b98d6ace76d9915.jpg)
こないだのバッタの佃煮のところで、aliciaさんがコメントくださった、
生きたまま食べるカメムシです。
aliciaさんはクエルナバカで遭遇なさったそうですが、
亀弟は数年前にメヒコに来たとき、タスコでこの写真を撮ったらしい。
……。
亀弟がこれを食ったのかどうかは……聞いてません。
なんか、見た目は
この辺でもときどき家の壁にへばりついているカメムシとよく似てる……。
食べられるんでしょうか?
む、とにかく今は、もしかしたら食用ということを、
万が一の天変地異で食料がなくなったときのために
覚えておくだけにしようと思います。
◆
バッタの佃煮に関してですが、
S子ちゃんからも、「匂いがけっこうきつくて他に移りそうだった」
という話がメールで寄せられました。
そう言えばそうだっけねえ。
メルカードではまあいろんな匂いが充満してるし、
レストランで食べたときはチーズとトルティーヤにくるまっていて
さほど感じませんでしたが、
確かに匂い、けっこうしてたかも。
まあバッタの匂いよりも、チレの匂いかもしれません。
それから、これも弟たちが持ってきてくれたもんなんですが、
オリヴァー・サックスの『オアハカ日誌』という本があります(リンク先はアマゾン)。
サックスは脳神経科医として有名で、
ユニークな病状を見せる人々を描いた本を何冊も出してますが、
この本はシダの愛好家としてシダ観察ツアーでオアハカを訪れた旅行記です。
その中でももちろん、バッタは(イナゴとしてですが)言及されていて、
「オアハカに来てはじめて食べたもののなかで、わたしはとくにイナゴが気に入っている--
ポリポリしていてナッツのようでおいしく、しかも栄養がある。
たいていは揚げてスパイスをくわえて食べる」
という記述がありました(145p.)。
さらにイモムシの話や、昆虫だってもっと食べればいいのに、という話、
しかし蛍だけは食べてはならない、三匹食べたら死んでしまう、
ジギタリスに似た成分を持っているから、
などなど、興味深い話がいっぱい。
さらには、せにさんがコメント欄で、
ユダヤ人はエビを食べない、禁忌の昆虫の仲間だから、
というお話を書いてくれてましたが、
この本を読んでいると注釈に、
「ユダヤ教の戒律では、イナゴはほかのほとんどの無脊椎動物とはちがって、
適法(コシエル)とされている。(中略)
古代イスラエルでは収穫がかなり不安定だったことや、食糧不足のときにイナゴは
マナのような天の賜物だったことを考えれば、
これは理に適った、なくてはならない戒律だと思う」
ともありました。
普段なら読み飛ばしていただろう注釈ですが、今回はほほ~~っ、と感心。
そうかぁ、エビはダメでバッタ(イナゴ)はオッケーの民族もあるんですね。
いや、世の中広い&面白いです。
そうそう、さらに面白いお話が。
オアハカにお住まいのチャベスYUKOさんからの情報ですが、
オアハカでは、「バッタの佃煮を食べると必ずまたオアハカに戻ってくる」
という諺があるそうで、そう書いたTシャツなんかも売られてるとか。
うーん、ぬかった、そんな面白いもの見落としていたとは!
でも大丈夫、ちゃんと食べましたから、またいつか行くことになるはずです、オアハカ!
◆
今日は皆さんのコメントやメールから広がったお話だけで
こんなに豊富な話題になりました。
一部了承を得ないで勝手に引用しちゃったりしてますが、ごめんなさい。
お嫌なかたはスミマセンが、ご一報くださればすぐに書き換えますので。
今日は写真が少ないですが、これで。