メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

スミデーロ峡谷下り

2006-01-24 08:29:37 | 観光
これは、ミソル・ハーの滝を訪ねたのとは違う回のチアパス訪問なんですが、
まあいいですよね。
ちょうどコメント欄で話題に出たので紹介しちゃいます。

前にも書きましたが、ユカタン半島は真水が少ないところです。
熱帯なのでどこも植物に覆われてますし、
ラグーナも海もありますが、それらはもちろん塩水か汽水で、淡水じゃないです。
まあ雨が降るので、水が少ないという印象はほとんどないんですが。

日本へ帰ったとき、実家の近所を散歩していて、
何だか山からダバダバダバダバと途切れることなく流れる川に感動しました。
いったいどこからこんなに水が湧いて流れるんだ?

で、チアパスに行くとやっぱり水の豊かな地方だなあ、と感じます。
その最たるものが、このカニョン・デ・スミデーロ。
チアパス州都トゥクストラ・グティエレスの郊外から、モーターボートで
一時間くらいで往復してくれるツアーがあるので、行ってきました。
ツアーって言っても、乗り場がいくつかあって、
人の多いところからだと乗り合いになってボート代も割り勘なんですが、
私たちが最初に行ったところはあんまり人がいなくて、
でも犬連れでもあるから他の人と一緒では迷惑かも、
ということで貸切ボートに。高かったですけどね~



こんな峡谷です。
これ、州都である都会(一応ね)からほんの10分くらいのところなんですよ?
いや、チアパスってすんばらしい。



水はひたすら緑。



ちょっと半分洞窟みたいになったところがあって、
その天井近くにグアダルーペの聖母が祀られてました。
ちょうど、河面に反射した光が天井にきらめいて、雰囲気出してます。



少し行くと、遥か上から流れ落ちる細い滝。
Velo de novia 、花嫁のベール、という名の滝だそうです。

このスミデロ河は雨季と乾季で水量は変わりますが、
崖の高さは一番高いところで900m、川の深さは100mだそうな。
私たちが行った9月は雨季で、水量増えてました。
水面から丸太が何本も覗いていて、あれは何、と訊ねると、
乾季に水のないところに生えた木なんだとか。
なんで丸太になってるかというと、それを薪に採る人たちがいるから。
なるほど、薪を山と積んだボートとすれ違い、
乗ってる人たちがうちのワンコを見て笑う。



ワンコも笑ってます。しゃ~わせ~。
ボートに乗ったのはこのときが二回目、かな。
乗り降りに多少あたふたしますが(乗り場によっては犬の足じゃいけないところもあるし)
まあだいたい問題なく、乗ってしまえば平気です。

陽射しはきつかったですが、モーターボートで走るので風が爽やか、
日陰に入ると寒いくらいでした。



ツアーで一番奥に当たる大滝。
ボートですぐ下まで行ってくれるので、水浴び状態です。

下の岩は、常に水にさらされて、苔の生えた岩がこんな形に。



クリスマスツリーみたいでしょ、ということでした。

帰り道では、こんな光景を。
うおおおおっ!



わかりにくいですが、ワニたちのお昼寝です。
これはワニ園に見学に行くよりずっと前のことで、
このときに興味を持って、もっとじっくり見たいと思ってワニ園に行ったのでした。

これはすごい。



ワニの王様。
でも、頭にオレンジ色のちょうちょが二匹止まってます。


ついでに、うちのワニ。



ワンコとツーショット。

ニャンコとも仲良し~。



目が一緒だしね?




◆ お知らせ
明日から一週間ほどシティへ出かけます
そのあいだ更新止まりますので、ご了承ください。
帰ってきたらまた、新しいネタ、古いネタ取り混ぜてご紹介していきます~