原爆投下から66年

66年前の価値観はわからない。
民間人を殺すことに躊躇いはなかったのだろうか？
戦争終結を早めるため、あるいは米兵の犠牲者を出さないために
原爆が投下されたと言われている。
しかし2発落とす必要があったのだろうか？
ウラン型とプルトニウム型の両方の「実験データ」が
欲しかったのではないかと疑ってしまう。

原爆による犠牲者は27万5230人と書いてあったが正確な数はわからないと思う。
一方で同時多発テロで亡くなった犠牲者は2973人とされている。2桁違う。
きっとアメリカ人の命は日本人の100倍ぐらい貴重なのだろう。

「核なき世界の実現を目指す」と核保有国の人が語る。
実際にロシアには核弾頭を維持するカネがないので核兵器の数は減っている。
しかし核保有国は増えている。日本も核武装すべきだと言う人もいる。
中国が武力を盾にして領土問題を起こしているので
それに対抗するために必要だという。

私はよくわからなくなってきた。
ただ広島や長崎を訪れてみれば人類が犯した最も愚劣な行為を知ることが出来る。
それを正義だと語る国の嘘も見抜くことが出来るようになる。
しかしそこから先へは一歩も進めない。
66回も平和記念式典をやって
何も変わらなかったのだ。