俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月19日(水)

2013-06-19 00:36:10 | Weblog
★青梅と氷砂糖と瓶に透け/高橋正子

○今日の俳句
ピーマンの分厚く光るを収穫す/祝恵子
よくそだったピーマンの質感をよく捉えている。「分厚く」に納得。(高橋正子)

○繍線菊(しもつけ)

[しもつけ/横浜日吉本町]
   
★しもつけを地に並べけり植木売/松瀬青々
★繍線菊やあの世へ詫びにゆくつもり/古舘曹人
★しもつけの花を小雨にぬれて折る/成瀬政俊
★しもつけに肩ふれらるる家の角/岡田博允
★繍線菊やえんぴつ書きの母の文/山内八千代

しもつけは、近くの公団の植栽にある。白と赤、それに源平と呼ばれる紅白が混じったもの。泡のような小粒の蕾が集まっているのだが、それが弾けて可憐な花となる。花だけでなく、葉も魅力がある。花も葉もおしゃれな感じがする。こでまりや、ゆきやなぎの仲間なので、茎などはよく似ている。部屋に活けてみたい花だ。白がいいか、赤がいいか。どちらも欲しい。この花だけよりも、なにか他のものと合わせれば、もっといい花となる。

★しもつけの紅花備前に活けてみし/高橋正子

シモツケ(学名:Spiraea japonica)は、バラ科シモツケ属の落葉低木。漢名「繍線花」があてられる。別名、キシモツケ(木下野)とも呼ばれる。アジア原産地で、北海道から九州にかけての日本各地、朝鮮および中国の山野に自生する。成木の樹高は1mほどであり、初夏に小花(集合花)が傘状に群がり、淡紅色又は白色の五弁の花を沢山つける。秋には紅葉する。古くから庭木として親しまれてきた。和名は下野国に産したことに由来するという。同じシモツケ属の仲間にはコデマリ、ユキヤナギがある。 シモツケは富士山にも咲いている。寒さに強く、日当たりを好む。シモツケ(バラ科)花言葉は、いつかわかる真実。


◇生活する花たち「紫陽花」(北鎌倉・東慶寺)

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1 コメント

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お礼 (祝恵子)
2013-06-16 13:47:15
お礼
ピーマンの句を載せていただきましてありがとうございます。

コメント
青梅と氷砂糖と瓶に透け
なんだかこのビンを見ると、飲むのが待ち同しくなりそうですね。まだ氷砂糖がのこっているのでは、作りたてかもしれません。毎日透けるビンを見つめて揺らしたりしている姿が浮かびます。
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