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改造ジジイOLD

ご訪問くださりありがとうございます。主に改造ネタがらみの記事や山日記を投稿しています。

紫外線飛翔撮影

2019-10-22 02:32:38 | 紫外線撮影

発光部のフルネルレンズをガラス板に交換し、紫外線透過率を高くしたストロボを使ってホウジャクのホバリングを紫外線撮影してみました。レンズには引き伸ばし用レンズのFUJINON EX 50mm F2.8を使用しました。紫外線撮影は光量を要するため、翅をとめることはできませんでした。

とはいえ、とりあえず紫外線飛翔撮影成功!達成感あります。

 

下:紫外線撮影。グレースケール処理をしています。

 

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撮影データ

カメラ:ソニーNEX-5N(全光線透過改造)   レンズ:FUJI PHOTO OPTICAL,JAPAN  FUJINON-EX 50mm F2.8 (引き伸ばしレンズ)

フィルター:紫外線透過・可視光吸収フィルター(IDAS UV-372-80)  

ISO:400      絞り:F4       自作ツインストロボ使用    SS:1/320秒(仕様外シンクロ) 手持ち  

トリミング & リサイズ   画像補正 


下:可視光撮影(右:グレースケール処理)との比較画像です。紫外線写真としては地味ですが胸部の模様が強調された画像になっています。

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紫外線ストロボ撮影

2019-10-12 03:10:58 | 紫外線撮影

紫外線撮影用のストロボがあるらしいのですが入手ルートがわかりません。特注なのかな?キセノンフラッシュの発する光線には紫外線も含まれているということですので、とりあえず、入手可能な一般的なストロボを改造してみました。

樹脂製のフルネルレンズが紫外線の透過を妨げているのではと思い、それを透明のガラス板に交換してみました(下画像)。発光部を引き出した改造ストロボをベースにしたので変なスタイルになってしまっていますが、今回の改造は発光部のみです。フロントには紫外線透過・可視光吸収フィルターを抜き差しするためのフィルターホルダーを取り付けてあります。ガラス板についてですが、紫外線を有効に放出させるにという点では無い方が有利かもしれません。ガラス板は、感電防止のため、また、キセノン管の破裂といった事故から身を守るため取り付けました。一般的なノンコーティングガラスは、近紫外線のうち、UV-Aはそこそこ透すものの、人体に有害とされるUV-B、UV-Cをあまり通さないとのことです。その点でも、ガラスでカバーしておいた方が安心感があります。

ストロボ本体:GN28      紫外線透過・可視光吸収フィルター:HOYA U-340

この機材で撮影したのが下の画像です。花びらの中央部が黒くなり、外側が白くなる、紫外線写真の典型的なパターンを撮影することができました。 

下画像: 左、可視光撮影、  右、ストロボによる紫外線撮影(U-340未使用)、グレースケール処理

発光部に紫外線透過・可視光吸収フィルター(U-340)を付けた場合と付けない場合を比較したのが次の画像です。フィルターを付けると可視光は吸収されるため、ストロボは発光しても光っているようには見えません。しかし、撮影できるだけの紫外線が放出されていることが確認できました。紫外線撮影用のストロボというのは、おそらく、こんな構造をしているのでしょう。いずれにせよ、ストロボを使った紫外線撮影では、UVをカットする眼鏡やゴーグルを装着して目を保護する必要があります。

左:フィルター無し  右:フィルター有り

 

紫外線撮影データ

カメラ:ソニーNEX-5N(全光線透過改造)   レンズ:NIPPON KOGAKU EL-NIKKOR 63mm F3.5

フィルター:IDAS UV372-80  

ISO:400      絞り:開放(F3.5)           紫外線撮影改造ストロボ使用    SS:1/250秒(仕様外シンクロ) 手持ち  

 ホワイトバランス:AWB(グレースケール処理) トリミング & リサイズ   画像補正


紫外線撮影

2019-10-08 14:23:37 | 紫外線撮影

フィルターレス化改造のNEX-5N & EL-NIKKOR 63mm F3.5による紫外線撮影、画像サンプルです。

左:可視光撮影、右:紫外線撮影(グレースケール処理)

 

下:グレースケール化せず、カメラのホワイトバランスにより赤色を取り去り、ソフトでコントラストを補正した画像

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紫外線撮影データ

カメラ:ソニーNEX-5N(全光線透過改造)   レンズ:NIPPON KOGAKU EL-NIKKOR 63mm F3.5

フィルター:IDAS UV372-80  

ISO:400      絞り:開放(F3.5)            SS:3/5秒    ホワイトバランス:カスタム設定   三脚使用

トリミング & リサイズ   画像補正


紫外線撮影

2019-10-02 01:00:12 | 紫外線撮影

撮像素子前面のフィルターを取り去り、NEX-5Nを紫外線撮影用のカメラに改造してみました。

市販されているマウント変換アダプターやヘリコイドリング等を使うことで、引き伸ばしレンズを装着することができます。まずは、レンズにEL-NIKKOR 63mm F3.5を使ってサンプル撮りしてみました。

上:可視光撮影  下:紫外線透過可視光吸収フィルター:IDAS UV-372-80使用による紫外線撮影(WB:オート)

ホワイトバランスオートでは赤くなってしまいます。下はホワイトバランスをカスタムセットしたものです。

だいぶいい感じですが、フィールドで可視光線と紫外線を切り替えながら撮影する場合、その都度WBを切り替えるというのもひと手間です。むしろ、紫外線撮影もホワイトバランスオート(赤くなる状態)のまま行い、ソフトでグレースケール化(下画像)したほうが、楽かもしれません。それに、画像もすっきりする気がします。

下は可視光撮影との比較画像です。

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紫外線励起蛍光撮影(イチゴ)

2019-04-25 00:41:48 | 紫外線撮影

イチゴの花を紫外線励起蛍光撮影してみました。

左:可視光撮影画像  右:蛍光撮影画像

上:   カメラ:カシオ EX-H30(改造)     レンズ:Cine-NIKKOR 13mm  F1.8(8ミリカメラ用Dマウントレンズ)

下:   カメラ:カシオ EX-H30(改造)   レンズ:FUJINON-EX 50mm  F2.8(引き伸ばしレンズ)

EX-H30の露出時間は最長で8秒です。最低感度(ISO80)で撮影するには、ちょっと厳しい。そこで、顕微鏡レベルの撮影では、30秒まで露光できるオリンパスXZ-1(改造)を使ってみました(下画像)

蛍光撮影画像は露出オーバーで撮ってアンダーに補正しています。それっぽく撮れたと思うのですが、モニターのライブ映像は、かすかに光っているだけです。

下:蛍光撮影拡大画像

  

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撮影データ

カメラ:オリンパス XZ-1(改造)   レンズ:顕微鏡対物レンズ10×

ISO:100       SS:15秒~20秒  リサイズ   画像補正

  

撮影機材