改造ジジイOLD

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AFボーグ望遠マクロ仕様 (山用カメラ2)

2012-08-29 20:25:56 | トレッキング・登山

45EDを使ったAFボーグをマクロ仕様にしてみました。

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といっても、クローズアップレンズ(NO.3)の取り付け位置をヘリコイドの前にもってきただけです。

フランジ面とクローズアップレンズの取り付け位置とが離れているほど、レンズ全体の焦点距離は短くなるとのことです。

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ヘリコイドを繰り出すことで合成焦点距離は短くなり、その結果、最短撮影距離が短くなると考えられます。

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AFアダプタを含めた合成焦点距離は、望遠域で約300mm(K-rでは画角約450mm相当)です。

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最短撮影距離約2m。このときの撮影倍率は約1/3倍(K-r使用で約1/2倍)です。

以下、那須三本槍岳(標高1916m)に登った際撮った画像です。

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キベリタテハ:ノートリミング画像です。

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こちらは、トリミングによる拡大画像

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キベリタテハ: ISO800  内臓フラッシュ使用1/180秒 トリミング 

高山性の美しいチョウです。こんなのに出会えるのですから、多少重くてもカメラを持っていきたくなりますよね。

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ホシガラス:ISO400 1/250秒 トリミング

三本槍岳頂上付近はハイマツ帯です。この実を餌とするホシガラスにはここは天国なのでしょう。優雅に飛び交っていました。これも高山性の鳥です。


山用カメラ

2012-08-23 21:51:16 | トレッキング・登山

日光白根山(標高2578m)に登ってきました。今回持っていった撮影機材は、PENTAX K-r  &  BORG45ED+クローズアップレンズNo.3+AFアダプターという、いわゆるオートフォーカスボーグセットです。

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白根には、これ以前、三脚込み2kgのボーグ直結コンデジセットを携えて登ったことがあったのですが、かなりきつかったです。

上の画像のセットの総重量は1.2kgです。三脚は持って行きませんでした。ジジイの体力では、登山装備にプラスする重量として、このくらいが限界でしょうか。

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フランジ面(AFアダプタを取り付けない状態)からクローズアップレンズ(No.3)先端までは約107mmです。

AFアダプタを装着した状態で、焦点距離は300mm弱です。

以下、作例です。

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アサギマダラ: ISO400  絞り優先オート(SS 1/60 ~ 1/90秒)  AF手持ち撮影  トリミング

レンズの最短撮影距離は3mほどです。虫撮り用に、もう少し寄れる仕様にできないものか検討中です。

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クジャクチョウ:ISO800 絞り優先オート(SS 1/500 ~ 1/750秒)  AF手持ち撮影 トリミング

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白根山、五色沼周辺で遭遇したニホンジカです。

ISO800   絞り優先オート(SS 1/500秒)   AF手持ち撮影  トリミング

 


クマバチの飛翔

2012-08-18 22:32:34 | ミツバチ科・ハキリバチ科・他

CSマウント化改造のCASIO EX-H30 & computar 3.6mm F1.6によるクマバチです。

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ストロボを使っていますが、翅をとめるのは至難の業、手強い相手です。

撮影データ:   カメラ:CASIO EX-H30  (CSマウント CCD駆動式AFカメラ )

         レンズ:computar  3.6mm F1.6 ( CSマウントレンズ)

         ISO80    SS 1/500~1/640秒 絞り:不明(適値) NDフィルター併用 

         MFモード  手持ち  外部ストロボ使用   トリミング 画像補正有

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今回の撮影に使った機材です。


シジミチョウの飛び出し

2012-08-13 01:33:21 | 改造カメラ

CCD駆動式AFに改造したASIO EX-H30に広角レンズ(=computar 3.6mm F1.6 )を装着し、シジミチョウの飛び出しを狙ってみました。

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撮影には、遅延回路を装備した自作のストロボを使いました。遅延回路はシャッターボタン基板半田付け部から引き出したレリーズ用の端子と接続されており、シャッターボタンを押した瞬間、遅延回路のタイマースイッチが入り、レリーズタイムラグだけ遅れてストロボを発光させます。

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鮮明な画像得るには自然光の影響が少ないほうがいいのですが、かといって、絞りの絞り過ぎもよくないので、フィルム状のNDフィルターをシャッターユニットの前に貼り付けて減光しました。

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ノートリだとこんな感じです。以下はすべてトリミングしています。

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撮影データ:   カメラ:CASIO EX-H30  (CSマウント CCD駆動式AFカメラ )

         レンズ:computar  3.6mm F1.6 ( CSマウントレンズ)

         ISO80    SS 1/500秒 絞り:不明(適値) 

         MFモード  手持ち  外部ストロボ使用   トリミング 画像補正有


CCD駆動式AFカメラ PartⅡ

2012-08-06 21:18:52 | 改造カメラ

前回、CASIO EX-H30をベースに改造したCCD駆動式AFカメラは、M57マウント、ボーグ専用マシーンでした。今回は、このマシーンに、さらに手を加え、CSマウントのCCD駆動式AFカメラを作ってみました。

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CCDはスペーサー(青色のパーツ)を介し、奥のAF用メカとつながっています。マウントベースにはレンズキャップを利用し、CCDがフロントに突き出た分、レンズキャップでゲタ上げしています。

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CCDが手前に繰り出たときは上の画像のようになります。下の画像はCCDが奥に引っ込んだときの状態です。

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マウントを取り付けた状態です。

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光線漏れのないよう遮光を施し完成です。

シャッターユニットには開口径の大きいものを使いましたが、フランジバック内にシャッターユニットが収まりきらなかったため、絞り用の電磁石は取り去り、さらに、シャッター用の電磁石も高さの低いもの(厚さの薄いもの)に交換してあります。

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マクロ撮影用のストロボを取り付けた状態。ストロボには、シャッタータイムラグだけトリガー信号を遅らせる遅延回路を組み込んであります。

EX-H30にはマニュアル露出モードがあります。蓄積の同時性というCCDの性質から、数値上、遅延ストロボを1/2000秒で高速シンクロさせることが可能でした。しかし、原因はわかりませんが、実際のシャッター最高速度は1/640秒くらいで頭うちになっているようです。

以下、上のシステムによる作例です。

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撮影データ:   カメラ:CASIO EX-H30  (CSマウント CCD駆動式AFカメラ )

         レンズ:COSMICAR  16mm F5.6 (固定絞り CSマウントレンズ)

         ISO80    SS 1/640秒 AFモード  手持ち  外部ストロボ使用

         トリミング 画像補正有