改造ジジイOLD

ご訪問くださりありがとうございます。主に改造ネタがらみの記事や山日記を投稿しています。

コンデジボーグ3300mm

2014-12-28 01:03:01 | 改造カメラ

CCD駆動式オートフォーカス化改造のカシオEX-H30にボーグ89EDを接続してみました。

ドロチューブ周りを補強

M52(フィルターネジ)で統一した、シャッターユニット(左上)とヘリコイドシステム(右上)

EX-H30は、オートフォーカス機構を補助レンズ駆動式からCCD駆動式にしてリメイクしました。

また、コンデジのマウント化改造に必要なパーツが手に入りにくくなってきたこともあり、今後はマウントをフィルターネジマウントに統一することにしました。

シャッターユニットも使い回しできるよう後付け式としました。

EX-H30 & 89EDの組み合わせで焦点距離は3300mm相当になります。

ノートリミング

月を撮ってみました。3300mmはノートリで画面からはみだすサイズです。

ピクセル等倍画像(サムネイルをクリックすると拡大します)

月はよしとして、鳥は解像感に乏しいですね。

89EDの限界?気象条件、改造に伴う精度の問題など原因は多々考えられますが、いずれにせよ、被写体導入に時間がかかりすぎますし、実戦向きではないので、出番はあまりないでしょう。 

撮影データ:

カメラ:カシオEX-H30 CCD駆動式オートフォーカス化改造    レンズ:ボーグ89ED 600mm F6.7(3300mm相当)

ISO80    絞り優先AE    絞り:開放  露出補正:-0.7~-0.3   三脚&リモートスイッチ使用

一部を除きトリミング&リサイズ  画像補正


高級コンデジ改造

2014-12-09 01:34:20 | 改造カメラ

今回は、オリンパスXZ-1をボーグ専用機に改造してみました。

シャッターユニットへのフレキ配線とレンズユニット本体側のフレキ配線は半田付で接続されていましたので、半田吸い取り線を使って配線を分離し、ズーム用ギアを抜いて、レンズユニットからズーム鏡筒を取り出しました。

起動時シーケンスに関係する部品はズーム鏡筒のうち最外周のリング(左)とその内側のリング(右)です。内側のリングの基部にセンサーパーツが取り付けてありましたので、二つのリングは基部を残しカットしました。

もともと組み込まれていたシャッターユニットは開口径が大いものでしたので、今回は、このシャッターユニットを利用しました。

フレキ配線半田付け部(本体側)から細線を引き出し、シャッターユニットに接続。配線を延長させて、シャッターユニットを前に出した形です。CCD直前のオートフォーカス用凸レンズは度の弱いものに交換しました。度が強いとケラレを生じ、弱すぎるとオートフォーカスが作動しません。適当なレンズがなく、視度補正レンズ+3と+2、二枚張り合わせて使用しました。

オリンパス純正のコンバージョンレンズアダプタCLA2(M46.5オス→M55メス)とボーグ【7406】(M55オス→M57オス)を組み合わせることでボーグ60鏡筒を接続できますが、コストを下げるため、CLA2を使用せず、そのかわり49mm→55mmステップアップリングのM49オスネジ部分を削り、リングにタップを切ってビスで固定しました。

XZ-1はレリーズケーブル用の端子があるので、今回は、シャッターボタン取り付け基板からレリーズ用の配線を引き出すという改造はせず、これで完成です。

ボーグ71FLを装着するとこんな感じです。画角約1500mm相当になります。

以下、この機材で撮影したサンプル画像です。

部分拡大

サムネイルをクリックすると拡大します。

1/2.3インチクラスの改造コンデジと比較して階調は一線を画すすばらしいものです。また露出、WBも安定しています。しかし、肝心の解像度はあまり高くありません。光軸のズレ、画素不足、ノイズリダクションのかかりすぎなどが原因として考えられます。ISO400ではちょっと距離があると羽毛は全く解像せずイメージしか残りませんでした。高級機ベースということで期待がおおきかっただけに残念です。

撮影データ

カメラ: オリンパス XZ-1ボーグ専用改造     レンズ: ボーグ71FL 400m F5.6 (1500mm相当)

ISO100      絞り優先オート 絞り:開放  露出補正:-0.3 、±0    SS:1/30秒~1/5秒

三脚使用   トリミング&リサイズ   画像補正

 


ハクセキレイの飛翔2

2014-12-05 00:57:16 | セキレイ科

オリンパスOM-D E-M1 & ボーグ71FLによるハクセキレイの飛翔Part2です。今回はISO200で撮ってみました。 

オープンスペースでの撮影ですので、SSは1/2500秒 ~ 1/2000秒出ています。

固定焦点、照準器だけで追いかけ、ノーファインダーで撮影しました。

OM-D E-M1の連射能力は10コマ/秒あり、高級機に匹敵していますが・・・

時速36kmの飛翔体は0.1秒間に1m移動してしまいますので、固定焦点連射という方法でこちらに向かってくる被写体をひっかけるには、力不足といえるでしょう。上の画像も体一つ後ピンです。まぐれ当たりを期待し、ひたすら数撃つしかないですね。

画像はトリミングにより2倍~3倍に拡大し、横幅800pxにリサイズしたものです。

トリミングによる倍率2倍以内で被写体が画面いっぱいになるというのが理想ですが、ピンボケやフレームアウトの確率が高くなります。ハードル高いです。

でも、ハクセキレイの飛びもの撮りはチャンスが多いので楽しめます。

  

サムネイルをクリックすると、横幅1280pxまで拡大します。

撮影データ:

カメラ:オリンパスOM-D E-M1    レンズ:ボーグ71FL 400mm F5.6 (800mm F5.6相当)

ISO:200    絞り:開放(F5.6)  SS:1/2500秒~1/2000秒(マニュアル露出)  フォーカス固定  手持ち  照準器使用

トリミング&リサイズ  画像補正  

撮影機材


お伊勢参らば朝熊をかけよ

2014-12-04 00:03:25 | トレッキング・登山

 12月1日に伊勢神宮、外宮、内宮をお参りし、翌日の12月2日、伊勢の朝熊ヶ岳(555m)に登ってきました。山上には、伊勢神宮の奥の院ともいわれる金剛證寺があります。「お伊勢参らば朝熊をかけよ。朝熊をかけねば片参り」と唄われ、昔は伊勢神宮参拝の折、金剛證寺にも参詣するのが習わしだったとのことです。今は伊勢志摩スカイラインを通り車で上がることができます。ジジイ達は山麓の近鉄鳥羽線、朝熊駅を午前9時5分にスタートし、朝熊岳道というルートで登りました。ちなみに「朝熊」は「あさま」と読みます。

宿泊先であった鳥羽からスタート地点となる朝熊駅までは、近鉄鳥羽線で二駅でした。朝熊駅に着いてみると何とそこは無人駅。この日は一泊旅行の二日目で旅の荷物の入ったザックを持ってきていました。荷はコインロッカーに預け、手ぶらで登る計画だったのですが、無人駅にはロッカーなどはなく、結局、一式背負って登りました。登山者なのだから、それが普通のスタイルなのでですが。

駅には案内板があり、駅から山頂まで4kmとありました。

駅付近の海抜は7.5m。朝熊岳は標高555mの低山ですが、標高差は537mということで、けっこうあります。

駅から登山口まで は800mです。途中、道標があり、登山口まで迷わずに来ることができました。登山口脇の「出会いの広場」が駐車場車になっていて、数台とまっていました。

道幅は広く、斜度もきつくありません。道の傍らには二十二町までの町石があり、石仏が立てられています。古道の風情たっぷり、すばらしい山道です。

途中ケーブルカー軌道跡を見て・・・ 

二十二丁目の朝熊峠に到着。ここで舗装道路に合流。ここから左手入る登山道をいけば山頂です。ここで少し迷ってしまいましたが・・・

それでも上への踏み跡をたどって・・・ 

午前10時3分、朝熊ヶ岳山頂に到着しました。

鳥羽の海がきれいでした。

ここで先行の登山者の方に金剛證寺へゆく道を教えてもらいました。途中、経塚群跡に立ち寄り・・・

経塚群跡

経塚とはお経を土に埋めた塚だそうです。

朝熊ヶ岳山頂から80mほど下ったところにある金剛證寺にお参りしました。

帰りは朝熊ヶ岳山頂まで登り返し、来た道を下り、午前11時55分朝熊駅に戻ってきました。

コースデータ:

朝熊駅(9:05)-登山口(9:13)-朝熊峠(9:53)ー朝熊ヶ岳(10:03)ー金剛證寺(10:32~10:42)ー朝熊ヶ岳(11:03)-登山口(11:45)ー朝熊駅(11:55)  

朝熊駅には特急はとまりません。鳥羽に戻る電車を待っていると、観光特急しまかぜが通過してゆきました。こんな豪華な列車に一度は乗ってみたいものです。

鳥羽に到着すると、強風のためJR運転見合わせという事態になっていました。

朝熊ヶ岳山頂は確かに風はありましたが、電車が止まるほどの風とは思えませんでした。好天にめぐまれましたし、近鉄は動いていましたので、家に無事帰りつくこともできました。今回もいい山行でした。