改造ジジイOLD

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ボーグ用フロントヘリコイド

2016-11-27 02:41:08 | ボーグ

ボーグ80φ鏡筒用のヘリコイドを作ってみました。

         材料:シグマミラーレンズ400mm F5.6(ジャンク品)

            ボーグ80φ 25mm延長筒【7025】

ボーグ延長筒【7025】から接眼側のリング【73002】を取り外し、分離した二つのリング(上画像)を全玉抜きしたシグマミラーの前後に取り付けるというイメージです。

上:マウント側

シグマミラーからマウントを取り外し、さらに鏡筒を短くしカットしたところ、内径が【73002】の外径に近い部分がありましたので、そこに【73002】を取り付け、タップを切ってネジ止めしました。

下:対物レンズ側

【7025】鏡筒外径がシグマミラーの内径にほぼ等しく、【7025】の塗装を剥がしただけでシグマミラー内にすっぽり収まりました。こちらも固定はネジ止めです。

80φ鏡筒に接続するとこんな感じです。

フロントはピントリングと一体で回転しながら繰り出されます。回転ヘリコイドなのでフロント(対物レンズ側)での使用限定です。

ボーグ89EDのような重い対物レンズを装着した場合、回転も渋くなりますし、回転角に対してヘリコイドの繰り出し量も少ないことから、即写という点では期待外れでした。しかし、使用感は悪くないです。あれば、それなりに小便利ではあります。

以下、上の機材で撮ったサンプルです。マニュアルフォーカスでグリグリ撮る予定でしたが、結局、ヘリコイド操作は撮影距離のレンジ決めだけに使用し、撮影自体はオートフォーカスに依存して行いました。なさけなやなさけなや・・・。

  

サムネイルをクリックすると拡大します。

 


手軽にオートフォーカス

2015-01-06 01:06:15 | ボーグ

ペンタックスk-30にオートフォーカス化改造のボーグ89EDを装着して撮ってみました。

全玉抜きしたタムロンAF 80-210mm F4.5-5.6 にフォーカシングレンズとしてケンコーのACクローズアップレンズ NO.2を取り付けてあります。焦点距離は約480mm(F5.4 720mm相当)です。

以下、サンプル画像です

ISO100  1/1250秒  トリミングにより約3.5倍拡大後、横800Pxにリサイズ

ISO1600  1/1250秒  トリミングにより約2.4倍拡大後、横800Pxにリサイズ  

       

ISO400  1/1000秒   トリミングにより約2.4倍拡大後、横1280Pxにリサイズ(サムネイルをクリックすると拡大します)

ISO400  1/1250秒   トリミングにより約2.7倍拡大後、横1280Pxにリサイズ(サムネイルをクリックすると拡大します)

ISO800  1/400秒  トリミングにより約2.5倍拡大後、横800Pxにリサイズ

ISO800  1/400秒   トリミングにより約2.5倍拡大後、横1280Pxにリサイズ(サムネイルをクリックすると拡大します)

画像はすべて手持ちによるものです。押せばいいだけのオートフォーカス、手軽でいいですね。ハイクラスマシーンとは縁がありませんので、比較してどうのということは言えませんが、エントリークラスといえどもK-30はAFも速く、コスパはかなり高いのでは?と思っています。 AF化改造の89EDについても、デジイチ接続で使うぶんには、そこそこ写るといった印象です。


ショウジョウトンボの飛翔

2014-07-06 15:55:54 | ボーグ

ペンタックスK-5 & コボーグ36EDによるショウジョウトンボです。

Photo

ショウジョウトンボはあまりホバリングしません。チャンスは一度だけでした。

Photo_2

そこで、方針変更。同じところに止まるという習性を利用して、着陸に到るルートを置きピンで狙ってみました。

Photo_3

着陸寸前は脚が出てしまい、飛翔感が損なわれてしまいますので、着陸地点よりも体二つ三つ、手前を狙いました。

Photo_4

その分ピントをずらす必要があります。このずらしかげんは試行錯誤で、セッティングは難しかったです。

Photo_5

テリトリー内に他の♂が進入してくるとスクランブルをかけますので、撮影チャンスは何度もあったのですが・・

Photo_6

推定した飛行ルートを通らず着陸してしまうこともありましたし、置きピンしたところをうまく通過してくれたとしても、スケール速度はかなり速いので、ピントの来る確率も低く、歩留まりは悪かったです。

撮影データ

カメラ:ペンタックスK-5   レンズ:コボーグ36ED 200mm F5.6

ISO800   露出:マニュアル( 絞り開放   SS1/1500秒) 

手持ち(ホバリング撮影時) 三脚使用(置きピン撮影時)

トリミング 画像補正

Photo_7

撮影機材


チョウトンボの飛翔

2014-06-19 01:41:11 | ボーグ

ペンタックスK-5 & コボーグ36EDによるチョウトンボです。

Photo_9

撮影距離は1.5m~2.5m、画像はトリミングにより 2倍~4倍に拡大しています。

Photo_8

コボーグ(200mm F5.6)を望遠マクロレンズ的に使ってみたわけですが・・・

Photo_10

撮影距離があっても、解像感ありますし、虫撮りで使えると思いました。

Photo_11

今回の撮影は、最初、全玉抜きしたタムロン80-200mm F4.5-5.6を鏡筒に使用したAF仕様で臨みましたが、AFが迷って定まらず、結局、MFで撮りました。

Photo_12

チョウトンボは何度もホバるし、飛び方もゆるいので、MFでもなんとかなるだろうと思っていたのですが・・・

Photo   

どっこい、スケール速度は速いですし・・・

Photo_15

動きも複雑とあって、ファインダーに捕らえること自体難しかったです。

Photo

数撃つしかないです。

Photo_17

合体飛翔

撮影データ

カメラ:ペンタックスK-5   レンズ:コボーグ36ED 200mm F5.6

ISO800   露出:マニュアル( 絞り開放   1/1500秒) 手持ち

トリミング 画像補正

Photo

撮影機材 


ボーグAFアダプタ(フォーサーズ編)

2014-03-22 01:59:06 | ボーグ

レンズに曇り有りのオリンパス ZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5を安価に入手できましたので、全玉抜きして、ボーグ用のAFアダプタを作ってみました。

Photo

フロント玉以外は簡単に外れそうもなかったので、フレキ配線に傷を付けないよう注意しながら分解しました。

Photo_2

カムから取り外したレンズ群

絞りや絞り用モーターなどもレンズユニットごと取り外しました。

一応、コンデジで撮影しながら分解していったのですが、組み立てはすんなり行かず、あれやこれやと試行錯誤。何とか組めてよかったです。

Photo_3

ボーグ鏡筒との接続箇所はレンズの名板がある部分です。ここにアルミ板を巻き、径を調整して、ボーグ80φL50mm延長筒【7050】を押し込みました。

Photo_4

【7050】には延長筒同士を接続するためのネジ変換リング【73002】が付属していてます。もともとはM77.6のネジ側に取り付けられていますが、これを外してM75のネジ側に持ってきています。

Photo_7

フェルトで内面処理しました。

Photo_5

ドロチューブから取り外した三脚座と照準器用台座(自作)を延長筒【7050】に取り付けて完成

ZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5のフォーカス方式は前群レンズ繰り出し式ですので、フィルター枠にクローズアップレンズ等のフォーカシングレンズを取り付ければAFが働くはずです。しかし、フォーサーズアダプタMMF-2を介して、所有するパナソニックG1に装着してみたのですが、オートフォーカスは作動しませんでした。

Photo_6

対物レンズにボーグ77EDを取り付けたときのイメージ画像

改造に問題ありというわけではなく、このレンズ、パナG1には最初からオートフォーカス非対応のようです。

オリンパスのボディには適合しているはずです。でも、まずは、カメラを手に入れないことにははなしになりませんね。