改造ジジイOLD

ご訪問くださりありがとうございます。主に改造ネタがらみの記事や山日記を投稿しています。

コーワ&ボーグ合体スコープ(後編)

2012-04-22 02:58:23 | 改造カメラ

コーワ&ボーグ合体スコープでデジスコ撮影をするため、コンデジを改造してみました。

スコープの接眼レンズは15倍(Φ60鏡筒使用時)なのですが、けられを生じにくいという点から、ベースコンデジには3倍ズーム機のサンヨーDSC-X1250を使用しました。

Photo

改造箇所は、スコープ接続用アダプタの取り付けとレリーズ化改造の2箇所です。

アダプタはコンデジのフロントカバーの裏側からネジで固定してあります。材料は塩ビ管の継ぎ手です。スコープ側は、塩ビの内面を削り、接眼レンズの外径にあわせてあります。

レリーズ用の電線は、いつも通り、シャッタースイッチの基板半田付け箇所から引き出しました。

Photo_5

スコープとカメラを接続

Photo_9 

先玉に45EDⅡを使用した場合、けられを生じない範囲で約1000 ~2000mm相当の画角となります。

以下、作例です。 

Photo_6

 Photo_8

 Photo_11

上二枚はズーム50%(約1400mm相当)で撮ったもの、一番下はフルズーム(光学3倍、2100mm相当)で撮ったものです。トリミング&補正を加えています。

撮影データ:スコープ:コーワ&ボーグ合体スコープ(対物レンズ45EDⅡ)

        カメラ : SANYO DSC-X1250     ISO64   プログラムオート             

 ズーミングを抑えた画像のほうが、多少ましですが、何れにせよ、解像感に乏しい結果となりました。光軸が合っていないのが原因のひとつと考えられます。

スコープ単体では、鮮明に見えていたのですが、いざ、デジスコとなると一筋縄ではいかないですね。


コーワ&ボーグ合体スコープ(前編)

2012-04-21 01:32:07 | 改造カメラ

古いコーワのスコープにボーグの対物レンズを付けてみました。

Photo

もとのスコープです。(ダットサイトは後付けです。)

スコープのプリズムケースから鏡筒を外してみると、偶然にも、ボーグのカメラマウント(49.8mmメス)がプリズムケースにねじ込めることが判明しました。

そこで、手持ちパーツの中から、ボーグのキャノンFDマウントとケンコーのM57延長筒を使ってM49.8 (メス)→M57(オス)変換アダプタを作ってみました。

M57延長筒のメス側のネジ山を少し削り、ここに、ズビゴットリングをはずした状態のボーグのFDマウントを押し込んだ構造になってます。

Photo
左:プリズムケース  右:自作したM49.8(メス)→ M57(オス)変換アダプタ

M57変換後はボーグパーツを使って組み立てるだけです。

Photo_2

先玉を71FLにするとこのようになりました。

ボーグのヘリコイドも組み込みましたので、ダブルフォーカシング式になっています。

プリズムケースの底に三脚座があるにはあるのですが、71FL使用ではフロントヘビーとなってしまいます。そこで、重量バランスを取れるよう、鏡筒バンド式の三脚座を付けました。

Photo_2

先玉を45EDⅡにした状態

先が軽いので、プリズムケース底の三脚座が使えます。使い勝手はかなりいいです。