改造ジジイOLD

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接写スタンド製作

2018-11-25 01:56:55 | 改造カメラ

古い顕微鏡を改造して接写用スタンドを作ってみました。

使用例(下画像): カメラ:マウント化改造 カシオ EX-H30(カメラ)  レンズ: ミノルタ V MACRO 50mm F3.5(M42マウント改造) & 中間リング

このセットでは横いっぱい9mm(下画像)ですので、4倍相当のマクロです。

以下、2つ、サンプル画像(ノートリ)です。

レンズを顕微鏡用の対物レンズ(4×)にしてみるとこんな感じ(下画像)です。

この場合、横いっぱい2.5mm。13倍相当のマクロです。

以下、サンプル画像です。

上:ノートリ 下:トリミング画像

 


ミノルタVマウントレンズ改造

2018-10-21 00:25:13 | 改造カメラ

ミノルタVマウント(ベクティスシーリーズ)のレンズ、 V MACRO LENS 50mm F3.5を改造してみました。絞り、フォーカスともに電子式で、単体での手動操作は不可、マウントアダプタも市販されていません。フランジバックが36mmと比較的長いことから、マウント変えて、薄型のヘリコイド付き中間リングを使ってなんとかなりそうな気もしたのですが、結果的には、分解して、中身のレンズだけ使うことに。

筐体内のレンズはフロント、リアの2ブロックに分かれていましたので、これを合わせて固定。(上画像:左)。

ジジイのパーツ箱の中には、ジャンクカメラやレンズから取り外したリング類やマウント類がゴロゴロしていす。その中に、利用できそうなM42マウントを見つけましたので、これを取り付けました。(下画像)

これで完成です。引き伸ばし用レンズのような形態です。市販のM42ヘリコイド付き中間リングやマウントアダプタなどを介してカメラに取り付けることが出来ます。

リア側から絞り値を変えることができますが、カメラに取り付けた状態ではできません。絞りは半固定といったところですね。

以下、カメラにオリンパスOM-D E-M1を使用してのサンプル画像です。中間リング使用で最大撮影倍率0.9倍相当です。

     

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撮影データ 

カメラ:オリンパス OM-D E-M1         レンズ:ミノルタ V ACRO LENS 50mm F3.5(100mm相当) 

ISO:LOW(=100相当)   絞り:不明             SS:1/400秒(仕様外シンクロ)  外部ストロボ使用  手持ち 

トリミング & リサイズ      画像補正 

撮影機材

 

 

 

 

 

 


フィルターホイールの製作

2018-09-24 09:20:20 | 改造カメラ

紫外線撮影をする際、比較のため可視光撮影もするのですが、その都度フィルターを交換するのは面倒。ということでフィルターホイールの導入を検討してみました。市販品でもよかったのですが、改造コンデジベースの小型システムに装着すると、相対的にフィルターホイールが大きすぎてしまうことから自作することにしました。

写真撮影用に用意されている一般的なPLフィルターは基部(=レンズ取り付け部)に対してフロントのリングが回転しますので、PLフィルターからガラスを取り去ったフィルター枠を利用することにしました。1.25インチフィルターを3個取り付けることができるサイズということで、72mmのPLフィルターを使いました。

PLフィルター枠のフロント及びリアのリングに、穴を開けた塩ビ板をそれぞれ接着剤で固定しました。光線漏れを防ぐため、2枚の塩ビ板の間にはフェルトを挟み、前後の塩ビ板の間に隙間がないように固定しました。フロントの塩ビ板に1.25インチのフィルター枠3個、リアの塩ビ板に撮影レンズに接続するためのリング(1.25インチフィルターサイズ、真鍮板を加工)を取り付けました。これで完成です。

画像:  上:フロント側  下:リア側

下:機材にに装着した様子

完成したフィルターホイールの重さは、1.25インチフィルターを2枚装着した状態で約75g。このくらいなら、フロントヘビーにならないです。紫外線撮影用の紫外線透過・可視光遮断フィルターと可視光撮影用のIRカットフィルターの切り替えが簡単に出来るようになりました。

下:サンプル画像

左:可視光撮影 右:紫外線撮影 サムネイルをクリックすると拡大します。


紫外線撮影

2018-08-27 00:46:29 | 改造カメラ

ちょっとしたことがきっかけで紫外線撮影に興味を持ち、チャレンジしてみました。

紫外線撮影について:

太陽光は波長の短い方から紫外線、可視光線、赤外線の領域に分けられます。ジジイがチャレンジしたのは、可視光線&赤外線を排除し、紫外線の中でも、可視光線に近い300~400nmに透過のピークを持つフィルターを使い、近紫外線のみで撮影するというものです。

 

カメラについて:

一般にデジカメには紫外線や赤外線領域の波長にも感応する撮像素子(CCDやCMOS)が使われています。しかし、撮像素子の前には可視領域の画質を改善するためのフィルターが取り付けられていて、それらの働きで、紫外線や特に赤外線が撮像素子まで届かない構造になっています。紫外線撮影や赤外線撮影を行うには、これらのフィルター類を取り去ったカメラ(全光線透過カメラと呼ぶことにします)を使って、目的に応じ、必要なフィルターをかけなおすという手法が一般的です。

ジジイの場合、だいぶ前にDマウント(8ミリカメラのレンズマウント)に改造したコンデジ(カシオEX-H30)がありましたので、これを全光線透過カメラに再改造しました。再改造といっても、今回は最初の改造のときに撮像素子の前に接着剤で軽く張り付けておいたIRカットフィルター(赤外線カットフィルター)をはがしただけです。

 

レンズについて:

紫外線透過率の高いガラス材を使った専用設計のレンズは種類が限られますし、非常に高価です。そこで、紫外線を比較的よく通すとされる引き伸ばし用レンズをヘリコイドユニットに取り付けたレンズが使われたりします。そのうちジジイも作ってみようと考えています。

今回はベースカメラの関係でDマウントレンズを使ってみました。日本光学(ニコン)製のCine-nikkor 13mm F1.8は8ミリカメラ用のレンズですが古いわりには良く写るレンズです。このレンズが紫外線をよく通すかどうかわかりません。しかし、紫外線撮影用のフィルターを付けたままでも、屋外なら曇天でも、絞りF2.8でライブビューが可能でした。これはかなり有用です。紫外線撮影に使用するフィルターは紫外線透過・可視光吸収(遮断)フィルターですので、ミラー式一眼で光学式のファインダーをのぞいても、真っ暗で何も見えません。そこで、一度フィルターを外してピントを合わせ、再びフィルターをつけて撮影という方法が採用されますが、フィルターの有無でピントの位置がが変わるフォーカスシフトの問題が残ります。フォーカスシフトは絞りの値がちがってもおこります。紫外線撮影では、絞りをプリセットした状態でライブビューでピントを合わせることのできる機材が適していると思います。

 

フィルターについて:

近紫外線だけを通し・可視光線・赤外線を遮断する特殊なフィルターとして、HOYA U-340紫外透過・可視吸収フィルターを使用しました。ただ、このフィルター、ごくわずかですが、700nm付近の赤外線も通してしまいます。自然光の下での撮影では、赤外線の影響が出てしまったようで、赤色の強い画像となってしまいました。そこで、KenkoのDR655という近赤外線をカットするフィルターを重ねてみました。IRカットフィルターを外す改造を行っていながら、似たような性質のフィルターを重ねるというのもおかしな話ですが、実は、一般的なIRカットフィルターは、紫外線もカットしてしまいます。その点、DR655は近紫外線紫をあるていど透過することから、このような構成となりました。

U-340は50×50mmの角フィルターです。カメラのレンズに取り付けるための専用ホルダーもあるのですが、コストを下げるため、手持ちの材料でホルダーを自作しました。 

上:撮影機材 

上:近赤外線カットフィルターDR655のみ使用。可視光撮影の画像です。

上:U-340 & DR655使用。紫外線撮影の画像です。可視光撮影で撮った花と同じ花ですが、花びらの紫外線を反射する部位と吸収する部位が明確に分かれ、別な花に見えます。

上:フィルター無し。全光線透過の画像です。

以下、可視光撮影と紫外線撮影の比較画像です。ソフトによる画像補正を加えています。上段が可視光撮影、下段が紫外線撮影です。紫外線撮影のデータは、ISO80  絞りF2.8  シャッター速度2秒~8秒 です。

 

 

 

 

 


ギリー帽の製作

2018-04-01 01:36:33 | 改造カメラ

野鳥撮影用にこんな被り物を作ってみました。

スポンジゴムで枠を作り・・・

カモフラージュネットを被せて完成。これでシルエットは、もう人ではありません。

自力で探しあて、他に人のいないポイントでは、ブラインドやギリースーツなどのカモフラージュグッズを使うようにしています。あくまでも、個人的な感想ですが、こういったグッズは特に営巣がらみや狩場での撮影ではかかせないアイテムだと思っています。

下:カワガラスの営巣がらみの撮影からランディングシーンです。

   

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