関東地方で記録的な大雪となった翌日の2月9日、筑波山に行ってきました。
幹線道路はシャーベット状態。立ち往生の車があったり、除雪車の後についたりで、目的地である真壁町つくし湖脇の駐車スペースに着いたのは午前10時40分過ぎでした。
つくし湖の標高は60m。薬王院はここから130mほど上ったところにありますが、このつくし湖を起点とし、筑波男体山頂まで直登すればその標高差は811mになります。
思っていたより雪が多く、単独行ということで心細かったのですが、ジジイのすぐ後から来た登山者の方にうかがうと「だいじょうぶじゃない」という軽い乗り。少し勇気づけられたので登ってみることにしました。
展望台とある案内板がスタート地点です。階段で始まるのですが、雪にうもれてただの急斜面です。ここを登り切ると薬王院前の舗装道路にでます。
薬王院の山門を左手に見て舗装道路を100mほど行くと正式な登山口がありますが、さらに少し進んだところに駐車スペースがあり、そこにある祠の脇の道がルートにつながっています。
この道は、すぐに、正式ルートと合流しますが、この合流部から下に向かう靴跡が出現しました。途中の薬王院前の舗装道路には足跡も車の轍の跡もなかったのに、どこに下りていったのか不思議です。でも、この雪の中を歩いた人がいたというのは心強いものです。
雪の深さは膝の高さから、ときには太ももまで。短足のジジイには厳しいものです。薬王院名物、地獄の階段も雪で覆われ、もはや階段ではないのですが、雪がゆるく段差のあるところを踏み抜くので歩きづらかったです。このへんでやめようと思いました。しかし、ふと上を見上げると、すぐつづら折のポイントでしたので、ひとふんばりして登りきりました。
この階段を登りきると、道は平坦になります。しかし、12時を回り、雪は解け出し、重くなり、ますます歩きづらくなってきました。雪崩という不安が心を支配しましたので、ここで下山することにしました。
標高差620m を1時間42分かけて登ったことになります。頂上までは行けませんでしたが、階段を登り切ることが出来たということで、ジジイ的には満足です。
ジジイの踏み跡です。
階段上部付近からの景色
下山時、上から見た階段。よく登ってこれたものだと思います。
薬王院の登山口まで下りたところで、登山者の方(駐車場で会った方とは別な方)に会いました。雪の状態からここで終了ということなので、つくし湖までいっしょに降りました。無事下山することができてよかったです。