改造ジジイOLD

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禁断のデジイチ改造

2013-09-29 00:41:28 | ボーグ

前回、ミノルタAF ZOOM 35-70mm F3.5-4.5を全玉抜きしてボーグのオートフォーカスアダプターを作りましたが、ソニーα57でピントがきませんでした。そこで、今度は、タムロンAF 80-210mm F4.5-5.6をベースにオートフォーカスアダプターを作ってみました。

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後玉、中玉&絞りはカムから取り外し、前玉はドリルで削って取り去りました。

しかし、またもNG。きっちり後ピンになってしまいました。フィルム時代のαマウントレンズ数本を調べてみたのですが、改造とは関係なしに、後ピン傾向でした。カメラが不良なのか、それともレンズが悪いのか?

こんなときのために上位機種にはAF調整機能が付いているのでしょうね。α57にはこの機能がありませんので、迷ったのですが、カメラを改造してみることにしました。

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このカメラの場合、透過ミラー裏側の両サイドに、ミラー枠を受けるレールがあるのですが、ここに凸部があり、これがミラー枠と接触してミラー枠を押し上げ、ミラーの位置(高さ)を決定しているようなのです。試しにこの凸部にテープを貼ってみたところ、後ピンについて改善がみられました。テープの厚み分、ミラーが押し上げられ、AFセンサーまでの光路長が短くなったためと推測しています。

最終的に、テープの厚さを調節することで、ほぼ納得できるレベルまでフォーカスずれを修正することができました。ただ、AFボーグ以外のレンズを装着した場合は、相変わらずピンボケ傾向です。この改造カメラはAFボーグ用、またはマニュアルフォーカス用マシーンと割り切って使うことにしました。

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上の画像は、AFアダプターにケンコーのクローズアップレンズNo.2を使用し、対物レンズにボーグ77EDⅡを使用した組み合わせの例です。レンズスペックは約370mm(APS-Cフォーマットで555mm相当) F4.8になります。

以下サンプル画像です。

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約1.2倍拡大画像   ISO200  1/2500秒

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上、ノートリ  ISO100    1/2500秒

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上、約2.8倍拡大画像  ISO100  1/3200秒

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上、約5倍拡大画像  ISO100   1/3200秒

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上、約5倍拡大画像 ISO100   1/3200秒

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上、約5倍拡大画像  ISO100   1/1600秒

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上、約4倍拡大画像  ISO200  1/4000秒

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上、約6倍拡大画像  ISO100   1/3200秒

飛び物撮影の場合、レリーズタイムラグ間の移動距離分、焦点がずれますが、サギの飛行速度程度でおこるピントずれはジジイ的に許容範囲と考えています。

撮影データ: 

カメラ: ソニーα57   

レンズ:ボーグ77EDⅡ+ケンコーACクローズアップレンズ No.2(約370mm  F4.8)

絞り優先オート   露出補正:適宜   手持ち   トリミング   画像補正


つるつる岩の山 (尾瀬 至仏山)

2013-09-28 00:34:15 | トレッキング・登山

燧ケ岳に登ったのを機に、次は至仏山だという思いから、一週間後の9月27日、尾瀬の至仏山(標高2228m)に登ってきました。

車を戸倉の駐車場に停め、乗り合いタクシーに乗り、鳩待峠についたのは午前9時近く。至仏山方向に歩き出したところ、ガイドの人が寄ってきて、蛇紋岩は滑りやすく非常に危険であることなど、至仏山に登る際の注意事項をレクチャーしてくれました。

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そんなこんなで、9時1分スタートとなりました。

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前半は随所に木道や木の階段が設置されていて歩きやすかったです。

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紅葉が始まっていました。奥の山は笠ヶ岳です。

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スタートから1時間、標高2040mのオヤマ沢田代に付きました。たいへんなのはここから先です。

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蛇紋岩が姿を現しました。レクチャー通り滑りやすい岩でした。

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つるつるの岩を慎重に登ってゆきます。

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標高2162mの小至仏山頂に着きました。

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ここから一度下り・・・

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鞍部から登り返し・・・

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山頂が見えたかと思ったのですが・・・

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まだ、先がありました。

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先に見えるのは今度こそ山頂です。妻はすでに登頂していました。

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ようやく、標高2228mの至仏山頂に着きました。

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尾瀬ヶ原と燧ケ岳です。

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武尊山の奥に富士山

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白根山&男体山

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横田代(中央)だと思うのですが

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大パノラマを楽しんで、11時38分下山を開始しました。尾瀬ヶ原からの登山道は登り専用ですので・・・

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来た道を帰りました。

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オヤマ沢田代まで戻ってきました。

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午後1時34分、鳩待峠に着きました。

コースデータ

鳩待峠(9:01)-オヤマ沢田代(10:01)-小至仏山頂(10:28)-至仏山頂(11:07)

至仏山頂(11:38)-小至仏山頂(12:17)-オヤマ沢田代(12:38)-鳩待峠(13:34)

登り :2時間6分  下り : 1時間56分


快晴の山(尾瀬 燧ケ岳)

2013-09-21 23:36:01 | トレッキング・登山

花のシーズンが終わり、紅葉にはまだ早いこの時期、宿の前日予約が可能とあって、9月20日、尾瀬、燧ケ岳に登ってきました。御池駐車場から登り、長英新道を下って尾瀬沼に出るというルートです。

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宿で早い朝食を済ませ、午前6時53分スタート、登山口は駐車場のつきあたりにあります。

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標高1510mにある駐車場を出てすぐ、道標に従い、左に折れ登山道に入ります。おおむねこんなごろた岩の登山道を登ってゆきます。ここの急登かなりきつく感じました。

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ごろた岩地帯を登りきると、標高1756mの広沢田代につきました。登ってきた方向には会津駒ケ岳が見えました。

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広沢田代を過ぎると、再び登りとなりますが、明るいし、登山道も乾いており、階段状に木が敷かれたりしていて、最初より登りやすく感じました。

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熊沢田代に着きました。眼前に燧ケ岳が姿を現しました。ジジイ達以外にハイカーはいません。標高1974mにある湿原、快晴の下、すばらしい景観です。

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熊沢田代が標高差的には中間地点になります。ここから、また登りだします。

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笹の道を通り・・・

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ガレ沢を登り・・・

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斜面をトラバースし・・・

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しゃくなげの中を進みます。これまでに登ってきた山々を一つに集約したようでした。

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そして、最後、岩場を急登りきり、標高2346mの俎嵓(まないたぐら)の山頂に着きました。ここには三角点(二等)と祠が設置してあります。山頂は結構にぎわってました。

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燧ケ岳の最高峰はお隣の柴安嵓(しばやすぐら 標高2356m)とのことですので、こちらに登ってみることにしました。

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急な岩場を鞍部まで降り、登り返すのですが、岩が大きく、足場に困り、びびりまくりでした。

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でも、どうにかこうにか柴安嵓山頂に到着しました。こちらには爼嵓ほど人はいませんでしたので、ここで休憩としました。

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至仏山と尾瀬ヶ原です。

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遠くに富士山が突き抜けていました。

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富士山拡大画像

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尾瀬沼の向こうにみえるのは、男体山、白根山をはじめとする日光の山々です。快晴の下、まさに絶景でした。

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尾瀬沼へ下るには、爼嵓まで登り返す必要がありますが、柴安嵓から鞍部までの下りが怖かったです。

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爼嵓までもどってきました。

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下方にミノブチ岳が見えました。

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岩場、ガレ場を下ってゆき・・・

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ミノブチ岳(2220m)に到着。ここから見た燧ケ岳です。

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ミノブチ岳から下方に木の階段が続いていました。

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ガレ沢を下ってゆくと・・・・

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赤土の轍が出現。樹林帯に入ってもこの轍は延々と続きました。

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道なりに降りてきたつもりでしたが、GPSナビ(ソニーNV-U37)の軌跡がマップ上の長英新道から外れており、不安をかかえながら樹林帯を進みました。

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ようやく尾瀬沼北岸の木道に出て一安心

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浅湖湿原ごしに見た燧ケ岳です。

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長蔵小屋、ビジターセンター、尾瀬沼ヒュッテのある東岸に到着。御池駐車場に戻るには、バス停のある沼山峠まで、もうひとふんばりする必要があるのですが、時間的に余裕があったので、ビジターセンター見学、長蔵小屋で食事、売店で買い物と観光モードに突入しました。

コースタイム

御池駐車場(6:53)-広沢田代(7:35)-熊沢田代(8:11)-爼嵓(9:08)ー柴安嵓(9:31)

登り:2時間38分

柴安嵓(9:50)ー爼嵓(10:10)-ミノブチ岳(10:32)-尾瀬沼北岸(12:06)-尾瀬沼東岸(12:26)
下り:2時間36分


予定外の山

2013-09-16 01:59:01 | トレッキング・登山

9月13日、日光市足尾にある備前楯山(1272m)に登り、奥日光泊。台風18号が接近しているとあって、14日は雨だとばかり思っていたのですが、朝起きてみると、なんとも穏やかな空。これなら山に登れるかもしれないと思い、とりあえず、群馬県との県境にある金精トンネル手前の駐車場に行ってみました。この駐車場は、金精峠から、金精山、五色山、白根山方面、さらに反対側、温泉ヶ岳、根名草山などへの登山の拠点となっている人気の駐車場です。時刻は既に、朝の9時、駐車場が空いていなければ諦めるつもりだったのですが、なぜか一台分空いていました。

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ということで、ここに車を停め、栃木百名山の一である温泉ヶ岳(2333m)を目指すことにしました。ちなみに、温泉ヶ岳は「オンセンガタケ」ではなく、「ユセンガタケ」と読みます。

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いきなりの急登で、思わずここも登るのかと勘違いしましたが、右に巻き道がありました。

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いきあたりばったりの登山でしたが、一本道でしたし、要所には道標もあって道迷いはありませんでした。

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ザラ石のトラバース箇所です。ビビリながらもなんとかクリア。

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丸太の階段やはしごが設置された登山道を急登してゆくと、鉄のはしごがありました。

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スタートから28分、金精神社のある金精峠につきました。神社の奥に見えるのが金精山、温泉ヶ岳は反対方向です。

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金精峠から先、それまでに比べ、道は歩きやすくなります。

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樹林帯をひとしきり登ると、視界が開けました。湯ノ湖、中禅寺湖が見えました。

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一度、樹林帯に入りひとしきり登ると、平らな所に出ました。この後、林の中を進み、根名草山方面との分岐を左、最後ひと登りで温泉ヶ岳に到着しました。

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根名草山方面

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眼下に切込湖・刈込湖が見えました。

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雲が上がってきたところで、下山を開始しました。

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お馴染みの湯ノ湖や中禅寺湖とは形がちがうような?ナビ(ソニーNV-U37)で確認したら菅沼でした。

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金精峠から見た温泉ヶ岳です。

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駐車場に戻ってきました。

コースタイム

駐車場(9:00)-金精峠(9:28)ー温泉ヶ岳(10:08)           登り1時間08分

温泉ヶ岳(10:19)ー金精峠(10:59)-駐車場(11:25)     下り1時間05分


行列の山

2013-09-12 02:14:16 | トレッキング・登山

前回、奥日光の黒檜岳に登りましたが、今回は黒檜つながりということで、群馬県、赤城山(日本百名山)最高峰の黒檜山(1828m)に登ってきました。

大沼湖畔の黒檜山登山口から登り、駒ケ岳(1689m)経由で下山するルートです。下山口(=駒ヶ岳登山口)側の「おのこ駐車場」に車を停めました。

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ここで、確認出来ただけでバス三台で乗り付けた大学生らしきガールズの超集団が、「長丁場なので最初に飛ばしすぎないように」といった指導を受けていました。まさか、登るわけじゃないよねえ?なんて思いながら駐車場をスタートしました。

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赤城神社の赤い橋を左手に見ながら車道を北上してゆくと右側に黒檜山への登山口がありました。

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のっけからの急登にビビリましたが、足場はしっかりしてます。

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猫岩という所の少し手前で、大沼への眺望が開けました。

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さらに急登を続けると・・・
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平らなところに出ました。この後、ひと登りして・・・

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稜線に出ました。ここは左に折れます。

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登山口からちょうど1時間で黒檜山山頂に着きました。

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頂上は雲の中。視界がよければ、さぞや素晴らしい眺望なのでしょう。

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軽く腹ごしらえをしてから。駒ケ岳方面に向かいました。

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黒檜山大神を祀るお社です。

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この先、木の階段を下っていきます。登りとは正反対、楽ちんですが、濡れていると滑りやすいので、油断はできません。階段下りきり、斜度がゆるくなったあたりで、大行列と遭遇しました。駐車場にいた超集団にちがいありません。登ってきたんですかー!すれ違える場所だったのでラッキーでした。

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大たるみという鞍部からひと登りして駒ケ岳に到着しました。

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稜線も雲の中でした。

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分岐を右に折れると、鉄の階段が現れました。幅の狭い階段です。大行列とすれちがたったのが、ここじゃなくてよかった。
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無事下山!お山に感謝です。

赤城の黒檜山はハイカー多かったです。大行列は圧巻でした。同じ名を冠していても、日光の黒檜岳とは対照的。日本百名山だけのことはあります。

コースタイム

駐車場(09:56)ー黒檜山登山口(10:09)ー黒檜山頂(11:09)     登り1時間13分

黒檜山出発(11:15)ー駒ケ岳(11:50)ー駐車場(12:27)               下り1時間12分