2018.9.11 多胡石

私の住む吉井町にはかつては多胡石の灯籠がたくさんありました。多胡石を扱う石材店もありました。50年以上前になりますが吉井町の多胡地区の県道にも大小問わず多胡石の灯籠がたくさん並んでいました。

多胡石の柔らかい独特の曲線美とでも言うべき美しさが懐かしい。吉井町の神社にあった多胡石の灯籠を見つめながら50年前に気持ちがワープしました。歴史とは何か、記憶とは何か。人間にとって歴史と記憶は人生の拘りの原点です。

拘りは人の人生を拘束します。拘束という力が度々、人間の生き方を誤らせます。しかし拘りのない人生も面白くない。誤りなき人生なんていうものありません。誤りを共有して少しずつ自己修正していくのが人生だと思います。

多胡石は、やっぱりいいですね。