かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2017.11.30 原発という存在の欺瞞

2017-11-30 19:05:21 | 日記
高速増殖炉「もんじゅ」といえば電気を無尽蔵に発電する夢の増殖炉と言われた。しかし、「もんじゅ」は実用化されることはなく廃炉が決まった。二兆円という税金を無駄づかいをし危険極まりない「もんじゅ」が廃炉になったのは当然だが「もんじゅ」が廃炉を想定していなかったという毎日新聞の記事には本当に驚いた。

高濃度に汚染されたナトリウムを「もんじゅ」内部から取り出すことができない設計となっていた。廃炉にできない高速増殖炉「もんじゅ」こんなことあり得ない。あってはならないこと。しかし、これが人間がすることの真実。「もんじゅ」は福井県敦賀市に事実上ずっと存在することになってしまった。

完全な安全を求められる原発は存在そのものが自己矛盾、完全な安全なんてあり得ない。完全を求める科学技術は人間の産物、完全であるわけがない。そして廃炉を考えない「もんじゅ」こそが不完全でしかあり得ない人間の産物。原発という存在の欺瞞それは人間存在という欺瞞。原発なしの欺瞞的人間でありたい自分がいる。