2017.11.8 戦後的価値

政治の曲がり角で思わず読み返してしまう朝日新聞の記者であった石川真澄さんの人物戦後政治（岩波書店）。日本の戦後的価値を否定する安倍晋三首相の跋扈を許している自分に対する叱咤激励をしてくれる本だ。

日本の戦後的価値とは先の戦争で焼け野原になった日本と東アジアに侵略戦争を仕掛けて大敗北を喫した現実から出発して日本国憲法のもとで国民生活と経済の繁栄を第一に置き軍備は最小限に押さえることにより体現される価値。憲法の平和主義、基本的人権の尊重、国民主権を大前提にそれなりに憲法理念により具現化された日本社会を是とする戦後的価値。

私は石川さんが言う戦後的価値をしっかりと保守していく政治家でありたい。その意味で、これまで以上に戦後的価値の保守主義者として戦闘的に闘う政治家として次の世代にこの日本社会をバトンしていきたい。オジサンの役割と責任を果たしていきますと石川真澄さんに誓う。石川さんが御存命であれば84歳、亡くなったうちの親父と同い年でした。