かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2011.5.11 「安全神話」もとから「おとぎ話」

2011-05-11 02:24:26 | インポート
5日の朝日新聞での原発問題での河野太郎衆議員議員のインタビューの「キレ」は素晴らしい、全くその通り。

民主党の中からも、これくらいスパッと語れる議員が1人位出てこれないものか。あっちもこっちも、キョロキョロして保身以外なにものでもないと思えてしまう。

浜岡原発停止は特別なことではない、あたりまえのこと。浜岡停止、脱原発の流れを止めてはならない。

河野太郎衆議員議員のインタビューを掲載します。

「安全神話」もとから「おとぎ話」

■ 核廃棄物 捨て場所ない

―― 自民党で数少ない「脱原発」論者です。

「最大の疑問点は使用済み核燃料など高レベル放射性廃棄物、いわゆる『核のゴミ』を捨てる場所が日本にはないのに、原発を増やそうとしたことだ」

―― 3・11で原発の安全神話が崩れました。

「もともと、おとぎ話の世界だ。土木学会原子力土木委員会津波評価部会のメンバーの多くは、電力会社で占められていた。お手盛りで津波対策をつくりながら、今さら『想定外でした』というのは通らない」

―― 「神話」はどう作られたのでしょうか。

「中心は自民党と経済産業省、電力会社だ。自民党は電力会社から金をもらい、立地自治体かに補助金を出しやすい制度を整えてきた。経産省は電力会社に出させて公益法人を作り天下っている。東芝や日立などメーカーに加え、建設業界など産業界も原発建設を後押しした。電力会社は大学に研究費を出し、都合の良いことしかいわない御用学者を作り出す。多額の広告代をもらうマスコミは批判が緩み、巨悪と添い寝してきた。政・官・産・学・メディアの五角形が『安全神話』をつくった」

■ 利権で行政をゆがめた

―― 自民党内で東電と原発を守る動きがあります。

「甘利明氏の会議がそうだ。推進派がズラリと並び、引退した加納時男氏まで座る。次の選挙でそういう議員を落とすしかない。国民の目が必要だ。3月11日で隠してきたうみが全部出た。自民党がやるべきことは謝罪だ。利権で原子力行政をゆがめたのだから。政府には原子力政策を促進した中曽根康弘元首相に近い与謝野馨氏がいる。与謝野氏の発言は、明らかに東電を守ろうとしている」

―― 世論調査では半数が「原発現状維持」です。

「正しい情報が伝わっていないからだ。時間をかけて原子力を止めていけば国民の暮らしへの影響は少ない。原子力は環境にやさしくない。海外では再生可能エネルギーが伸びているが、日本では加納氏らが『原子力の邪魔』とつぶしてきた。経産省が出そうとしない情報をきちっと出せば、世論は変わる」

―― 東電の賠償問題をどう考えますか。

「賠償金はいずれ電力料金に上乗せされる。国民が負担するのなら東電の存続を前提にしてはダメだ。逆立ちしても鼻血が出ないぐらいまで賠償金を払わせるべきだ」


昨日は富岡倫理法人会勉強会、後藤新事務所、県議会、県庁ヒアリング、記者懇。高崎市陳情、懇親会。