かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2010.6.4 My Car

2010-06-04 02:06:17 | インポート
毎日、毎日、乗車しているカローラも15万km近く走ってくれました。

私の下手な運転に耐え、ボロボロになっても走ってくれています。

先日、整備をお願いしている方から、次の車検時には車をチェンジした方が良いとのアドバイスを受けました。

考え中ですが、20万km突破するまで、わがオンボロカーと一緒に走り続けたいと基本的に考えています。

昨日は早朝、藤岡倫理法人会講演。県議会、連合藤岡単組に関口茂樹県議とあいさつまわり。夜は藤岡市で高山社総会。その後、吉井町で健康のための勉強会、懇談会。




   菅直人総理誕生

菅直人さんが第94代総理大臣に就任しました。

菅さんが総理になれるとしたら、現在の民主党内状況、力学を考えれば緊急リリーフ以外にないのではないかと考えておりました。

多分、菅さん自身も密かにそのように考え、総理になったら自分であればこうする、ああすると心の準備をしていたのではないか。

菅さんは日本の国会議員として、本当に総理になるという準備をしてきた数少ない人である。

菅総理大臣誕生は、外形的には突然であった。しかし、私から見れば、満を持しての総理就任だと思う。

菅さんについては、私のブログでも再三書かせていただいたが、市民運動から出発した菅さんが、日本の総理となったことは、戦後日本における民主主義、市民社会にとって、ひとつの到達点になったのではないか。

菅さんは市民運動といっても、運動感覚は持ちつつも従来の左派的、原理的な市民運動と一線を画しつつ、政策型の政治を試行していた人である。菅さんの政治理論の原点は、松下圭一法政大教授の「市民自治の憲法理論」に基づく「市民政府」をつくるというものではある。

松下理論により戦後憲法学を実践的に乗り越えていく、それは官僚内閣制から国会内閣制への転換である。

明治政府誕生以来、憲法にも、法律にも書かれていないにもかかわらず存在し続け、実質的に内閣を支配してきた事務次官会議を、この度の政権交代で廃止し、閣僚支配を排し、国民によって選ばれた国会議員によって選出された総理大臣として、国会内閣制へ転換させたは菅さんであります。

官治から自治へ、そして市民へ。市民のため、国民のための政府を戦後憲法の真の理念に基づいて実現したのである。

しかし、鳩山総理のもとでは大変残念なことでしたが、「形」はできたが結果が出なかった。

市民の力を、国民の力を、いかにして新しい政府という皮袋に注入していくのか。が問われています。

菅総理は深い深い民主主義をめぐる制度変更を進めていくと同時に、現実に想起している国内外の政策課題に適確に対処をしていく、さらには10年、20年を見据えつつ、日本の在り方を理念として示すという、大変な重責を負っていかなければなりません。

大変重い課題だらけである。

この難局を乗り越えていくためにも、菅総理には人事に全力投球をしてほしい。1人だけでは政権交代の目的は達せられない。有為の人材で自分のまわりをしっかりと固めていくことであります。

そして何よりも目の前の参院選である。この選挙で負けてしまえば、秋の代表選で総理、代表を降ろされてしまう。参院選に勝つこと、そして秋の代表選にも勝たなければならない。

参院選に勝利しても(勝ち方にもよるが)、小沢氏による代表選での菅降ろしがあることも想定されます。

厳しい闘いが続く、針に糸を通すような細い道のもとで勝利をしなければならない菅総理。

しかし負けるわけにはいかない。菅内閣が短命で終わることは、戦後民主主義、市民社会の敗北となってしまうからである。

群馬の地で私も全力で闘っていく決意を改めて固めました。

菅総理の頑張りに応えるには、小寺、富岡両氏の勝利しかないのであります。

追記 : もしかしたら衆参ダブル選挙もあるかもしれません。