山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

静岡に弾丸登山狙い変え

2024-08-29 09:47:06 | 時事川柳

富士山は今夏から山梨県側で入山規制が始まり、1カ月半が経過しました。登山道の混雑解消や夜通し登る「弾丸登山」を防ぐためで、夜の登山者は大幅に減ったとのこと。

例年ピークとなるお盆期間も屋外での仮眠などは目立たず、関係者は「効果を実感した」と話していますが、規制がない静岡県側は登山者の迷惑行為が続き、統一的ルールの必要性が指摘されています。

環境省調査の7月1日から8月13日までの山梨県側の登山者数は約7万6500人で前年より12%減り、7月に限った夜間は昨年比で76%減少しましたが、7月10日に開山した静岡側は約5万5300人で7%増えました。

午後4時以降の入山について、山小屋の予約がなければ禁止の山梨側に対し、自粛の呼びかけに止まる静岡側の八合目の山小屋周辺では、夜に屋外で仮眠をとる人が相次いでいるそうです。

オーナーの嘆きの声「今年は毎週末だ。外がうるさくて迷惑する」と、仮眠する人の声「山梨側が規制され静岡から登った」が端的に示すこの問題に対する識者の話「規制が厳しくなれば、緩い方に人が流れ事故を誘発しかねない。国が主導して、効果を検証し、双方が足並みをそろえるべきだ」を紹介します。

私は富士山に登ったことはなく登る予定もありません。体力的に厳しそうですが、何とか登られそうな気もします。しかしながら、山小屋の混雑と登山道の渋滞(その原因となりそう)を考えると、気力が湧きません。

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休館から再点灯し竹あかり

2024-08-27 10:54:34 | 時事川柳

経営難で2月から休館中の雫石町・鶯宿(おうしゅく)温泉ホテル加賀助は、全国で旅館再生事業を手がけるリアルクオリティ(東京)に事業譲渡しました。新たに運営会社オアシスフュージョン(雫石町)を設立し、施設名を「竹あかりの宿 加賀助」とし、9月13日に新装オープンします。

1940年(昭和15年)創業の旧加賀助は10年ほど前から売り上げが減るなか、新型コロナウイルス禍が追い打ちとなり、経営が行き詰まりました。

開湯450年の歴史を誇る鶯宿温泉の核となる施設の再開に、「住む人も来た人も元気になるきっかけになればいい」と期待する地元の声が紹介されていました。

1階ロビーラウンジ「かぐや」は竹と県産木材を使った温かみのある空間とし、6階の展望大浴場も改装し、源泉掛け流しの温泉と里山の風景を堪能できるようにするほか、2階に囲炉裏ダイニング「善」を開設するそうです。

目を引いたのは、宿泊代に各種サービスを含む「オールインクルーシブ」の採用で、地酒を含む飲料や夜食のそば、地元の手づくりアイスクリーム牧舎「松ぼっくり」のアイスを提供し、カラオケも利用できるとのこと。

その宿泊料金がお手頃ならば利用してみたいところですが未確認です。

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水面下派閥力学透けて見え

2024-08-22 14:37:50 | 時事川柳

20日付の記事に、9月の自民党総裁選には11人の出馬が取り沙汰され、水面下では立候補に必要な推薦人20人の争奪戦が繰り広げられている。とありました。

また、従来の総裁選は主流派になることを求めて「派閥の力学」が働き、勝負を決してきた。裏金事件で派閥解消の流れができたものの、ここにきて再結集の動きが目立つ。ともありました。このことは、確保した推薦人のかたまりがやがて派閥に変わる。そのように受けとめました。

そして、ある候補者を推すメンバーは予定していた会合を「派閥色が強く出過ぎるのはマイナスと判断した」と急遽取りやめたこと、影響力を維持しようとうごめく派閥や長老についても触れておりました。

このようなことから、下五には「水面下」に相応しい「透けて見え」を持ってきましたが、透けて見えるどころか丸見えのようです。

 

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本人も勤務実態あったやら

2024-08-20 10:16:58 | 時事川柳


広瀬めぐみ参院議員は15日、議員辞職願を尾辻参院議長宛に提出し、許可されました。
広瀬氏は、週刊誌が第2秘書には勤務実態がないと報道したのに対し、勤務実態はあったと主張していましたが、東京地検特捜部による任意の事情聴取に対しては、勤務実態がなかったと認め、「秘書給与から資金提供を受けたことは事実。軽率な行動で反省している」とコメントを出しました。

2022年参院選岩手選挙区に自民党公認で初当選した広瀬氏は、初めての女性参院議員として県民の期待を集めましたが、フランス研修が「観光旅行」と批判を浴び、さらに不倫関係が報じられていました。

国会議員の職務以外で世間を騒がせ、これに詐欺容疑が加わったことに対し、次の通り県民に怒りや失望が広がりました。

「詐欺事件を起こしたので辞めて当然」「潔く認めて欲しかった。議員として岩手のことをもっと考えて行動して欲しかった」(強制捜査前は秘書に勤務実態があったと主張)

「有権者に説明がなく信用できない。県民のためになることは特に成し得なかった」

「スキャンダルが多く、政治家として実際何をやったのか分からない。岩手のイメージを下げているのが悲しい」

また、本紙の論説は「観念しての辞職だろうが、『軽率』と表する受け止めに反省の情は乏しい。公の場で自ら直接説明し、謝罪すべきだ」と断じていました。私も同感ですし、軽率なコメントだと思います。

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怪物に令和のマウンド遠かった

2024-08-13 09:18:43 | 時事川柳

第106回全国高校野球選手権大会の開幕試合の始球式でマウンドに立ったのは、昭和の怪物と恐れられた江川卓さんでした。大きく振りかぶって投げたボールは、ワンバウンドしてキャッチャーミットに収まりました。

江川さんは「ちょっと残念ながら届かなかった。自分の行ける範囲に届くのと、実際の体の動きがやっぱ違うんですね。これがやっぱり50年間という時間だと思いますけど」。山なりのボールだったが「あれが今のストレートです。カープに見えるでしょ? あれが今の全力のストレートです」と自虐を挟んで笑ったそうです。

遠かったのはマウンドではなく、ホームベースなのですが、字余りを避けるための措置でした。怪物と、昭和に対する令和は外せませんので、苦肉の句でしたが今なら次の2句です。

怪物に遠い令和のホームベース

怪物に令和のキャッチャー遠く見え

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