経営難で2月から休館中の雫石町・鶯宿(おうしゅく)温泉ホテル加賀助は、全国で旅館再生事業を手がけるリアルクオリティ(東京)に事業譲渡しました。新たに運営会社オアシスフュージョン(雫石町)を設立し、施設名を「竹あかりの宿 加賀助」とし、9月13日に新装オープンします。
1940年(昭和15年)創業の旧加賀助は10年ほど前から売り上げが減るなか、新型コロナウイルス禍が追い打ちとなり、経営が行き詰まりました。
開湯450年の歴史を誇る鶯宿温泉の核となる施設の再開に、「住む人も来た人も元気になるきっかけになればいい」と期待する地元の声が紹介されていました。
1階ロビーラウンジ「かぐや」は竹と県産木材を使った温かみのある空間とし、6階の展望大浴場も改装し、源泉掛け流しの温泉と里山の風景を堪能できるようにするほか、2階に囲炉裏ダイニング「善」を開設するそうです。
目を引いたのは、宿泊代に各種サービスを含む「オールインクルーシブ」の採用で、地酒を含む飲料や夜食のそば、地元の手づくりアイスクリーム牧舎「松ぼっくり」のアイスを提供し、カラオケも利用できるとのこと。
その宿泊料金がお手頃ならば利用してみたいところですが未確認です。
鶯宿温泉が、盛岡市から南西に車で30分ほどのところにあることを知りました。
また加賀助のHPを見ると、加賀の国の樵「助」という者によって発見されたことに、名前が由来しているとありました。
何だか親近感が湧いてきました。
新型コロナの影響を受け休館していたようですが、新しいオーナーの下再開するとのこと。良かったように思います。
今後は海外からの観光客も増えていくかもしれませんね。
さて入選句ですが、加賀助の名前はないものの竹あかりとあるので、掲載紙の読者ならネタが分かると思いました。
竹あかりに応じて、再開ではなく「再点灯」とされたのが憎いです。
宿泊料金が気になるところですね。
>加賀助... への返信
shuさんこんにちは。コメントありがとうございます。
私が省略した加賀助の由来について紹介していただき恐縮です。湧き出る温泉で鶯が傷を癒した逸話もご覧になったことと思います、
加賀地方も温泉どころですね。40年ほど前に一度訪れましたが、山中温泉、山代温泉、片山津温泉、粟津温泉・・・・何処だったのか記憶がはっきりしません。
鶯宿温泉では、譲渡先が決まらずに廃業に追い込まれた老舗旅館もあり暗かったので、再点灯は地元にとって喜ばしい話題ですから、記事に大きく取り上げられたと思います。
さて台風10号です。既に当地方にも影響が出て昨日は大雨が降りました。これからは御地にも大きな影響が出ると思われますので、万全の備えをなされますように。