私の70代

愈々90代に足を踏み入れ、人生の最終ラウンドに入った想いです。野菜作りとパソコンにも向き合っていきます。
 

台風19号の爪痕 

2019年10月12日 | 随想

 台風19号が関東地方に大きな爪痕を残して去っていきました。19号が発生当初は、超大型の気圧が925hpa(台風を気圧判断する癖がついています)で、コースが日本列島の真ん中紀伊半島に向いてる感じで・・・60年前ですが、伊勢湾台風を連想しました。沿岸部を中心に4000人余の死者がでて・・・、私の所は内陸部で家屋の倒壊などを見て、そのすざましさが身に焼付いています。しかし 大きさやコースをこちらが選べるわけでなく、運を天に任せることにしました。

 朝夕気象情報を関心を持って見ていますと、9日には台風のコースが僅かに東にずれた感じでした。とすると台風は、最悪の三重県から岐阜の北側のコースから、愛知県東部か静岡に上陸するコースになる可能性になる訳です。台風が北側を通る時と、南側になると被害がかなり小さくなる事を体感しています。それが、10日にはもっと東にずれて11日には関東地方を直撃という情報に変わってきました。1ケ月前に上陸した15号と同じコースです。但し19号は15号より大型且つ猛烈な台風で、広範囲に影響をあたえる映像をテレビは流していました。実は12日(土)は、孫の結婚式が名古屋で行われることが決まっていて天候には関心があった訳です。

 19号は太平洋上を関東地方に向かう訳ですが、愛知県に最接近するのは12日午後になり、大型で愛知県はすっぽり暴風域に入ると予測されました。12日は4時起床・・・起きざま暗闇のなかに腕を差し出しました。手のひらに冷たいものを感じて・・・雨が降り始めたばっかりの印象を受け、風は無風のようでした。明るくなると雨粒が見えるようになりましたが、私流の解釈だと「畑には有り難い雨・・・」で、結局12日はそんな状態で一日が過ぎてしまいました。がテレビは一日中台風情報で、特に印象になったのは「東海地方の24時間の降雨量が1000ミリを超える・・・・」の映像が2回ほど出た事です。疑心暗鬼そんな気持ちで見ていました。夜9時過ぎ就寝、19号伊豆半島に上陸したようです。

 13日5時半起床・・・6時過ぎテレビをつけると、千曲川の決壊現場の映像が出ていました。まだ救助が始まっていない前の静寂な映像でしたが、暗い気持ちに襲われました。19号は、関東・甲信越・東北地方にまで深い爪痕を残しました。12日のテレビの繰り返された叫びは”これだったのか”と思いました。
 12日13日とテレビを見ながら、畑に出ることも出来ず、パソコンの前に座ると10日に撮った写真を並べていましたが、漸く15日になって投稿する気持ちになりました。秋の空で畑は無傷・・・但し心の中は暗いものがあります。 

                

                

                

                


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