29日夜、西は関西から東は関東から「クコ」ではないかと、メールがありました。ありがとうございました。
クコはナス科の落葉低木樹で、 6月から9月にかけてナスの花を小さくしたような紫色の花をつけます。その後に真っ赤な楕円形の実が結実します。中国原産の渡来種です。(渡来年は、不明)
実は秋に採取され、天日乾燥されます。これを「枸杞子(くこし)」と呼びます。これを煎じて飲むほか、果実酒(クコ酒)にしても飲まれます。 薬膳料理にもよく使われます。所謂漢方薬と考えて良いようです。
原産地中国の道教の思想家たちは、不老不死を求めて食事代わりに食べていたそうです。現代でも珍重されており、1996年に中国ではクコの実を薬食両用の食品として認定しました。中国のさまざまな養命酒で、クコの実を入れないものはほとんどありません。
クコの果実、根皮、葉は、それぞれ枸杞子(くこし)、地骨皮(じこっぴ)、枸杞葉(くこよう)という生薬であるとされています。 枸杞子は、血圧や血糖の低下作用、抗脂肪肝作用などがある。精神が萎えているのを強壮する作用もあるとされている。 地骨皮は、抗炎症作用、解熱作用などがある。 枸杞葉は、血圧の低下作用などがある。クコ茶にするなど、実・根・葉とも漢方薬として重用 されて居るようです。
肝腎を補い、血を補います。視力の低下や目の疲れに大変効果があるようですので育てる事にします。一旦定着すると匍匐茎を伸ばして増え続け、数年後にはまとまった群落となることが多いようです。旺盛な繁殖力あるようで「林跡を占拠されないか」と心配ですが、私も目の疲れが最近ひどいですから試してみます。