毎年の恒例ですが、3泊4日で京都に行ってきました。と言っても娘の家に泊まって、半分はお手伝い、あとの半分は好きな寺巡りをした来ました。
過去2年ほど私一人で出かけていましたが”足の調子もいい感じ”と判断していましたから、声をかけると”行く・・・”という事で二人連れになりました。荷物を少なくするため、前もって宅急便で送って、それでも、それぞれ「リック」があって・・・・家を出ると、女房のリックは私が持って・・・・そんな配慮が必要な歳になりました。
「おおきい、おじいちゃんとおばあちゃんが来てるからと」ひ孫たちが三晩とも来てくれました。可愛くて!癒されます。
これ”キーホルダーですかね、かけてあったのを黙って撮ってきました。
今回は、唐招提寺・法隆寺・中宮寺が念頭にありましたが目的が果たせました。
なか日に、午前中時間の余裕が出来て唐招提寺に一人で出かけました。この寺にはこれで3回目だと思いますが、その中の1回は講堂が解体修理中でした。(その完成が昭和47年だったと今回知りました)あと1回は門前の店で”埴輪”を買った記憶が残っています。その店が綺麗になって埴輪も並んでいました。
唐招提寺金堂です。
唐招提寺は奈良時代、天平宝字3年(759)創建された鑑真和上の私寺から始まっています。和上が遷化した763年以降中央アジア系の碧眼の僧、如法の時代に金堂は完成しました。
金堂内陣の仏です。
金堂の仏像は、奈良時代の創建以来の安置形式をそのままに伝えています。中央に盧舎那仏(国宝・像高304.5㎝)千仏を表した大光背を背負っています。西方に千手観音(国宝・像高535,7cm)小手は911本を数えます。東方の薬師如来(国宝・像高336,5cm)の三仏の威容、尊厳には圧倒されます。 周縁には、東西に梵天・帝釈天及び四隅には等身大の四天王が配されています。
①金堂 ②講堂 ③鐘楼共に国宝です。
講堂の本尊弥勒仏坐像です。(国宝・像高284,2cm)左右に持国天・増長天立像が配されています。やはり威容、尊厳に圧倒されます。
鑑真和上像です。(国宝・像高81,8cm)
鑑真和上は中国揚州の生まれです。五回の渡航に失敗し、多くの子弟を失い、自身も失明して辛苦を極めましたが、天平勝宝(753)六度目で渡海に成功しています。
大仏殿西方に戒壇院を建立し「受戒」の根本道場し、その後「伝律」の道場として唐招提寺の造営に着手し、戒律の伝道者として日本仏教史に大きな足跡をのこしました。
約2時間かけて寺境内をじっくりと拝観して廻りました。若い時と違った感動を得て来てよかったと思っています。新法蔵館の仏像を含めて”フォトチャンネル”で紹介します。まだ未熟ですが・・・・。
唐招提寺の仏