お隣さんが「家は、スイカをカラスにやられちゃった・・・お宅は、大丈夫!」どうも、ソフトボール大のスイカを3個ほど突かれちゃった・・・ようです。「家は、子供の頭大にになっているけど今朝まで大丈夫だった!」そんなやり取りがあり、ちょっと不安があって翌朝確認にいきましたが、大丈夫でした。
これを機会に、みなさんはどうして見えるかなと、スイカの畑を見て廻ってきました。10箇所ほどの畑を廻って、カラス対策は殆どの畑で行われていましたが、代表的な個性のある方法?の写真6枚を選びました。
手鏡(百円)150㎡の畑に10本立てています。少しの風で揺れて回転します。この方法に辿りつくのに数年かかりました。最初の3年は、この方法でカラスの被害はピタリと止まりました。が、カラスは学習する能力があり、4年目に被害が出ました。カラスと知恵比べで、釣糸のテグス糸を2mぐらいの高さに4本張りました。カラスは体が大きくある距離を滑空して地上にお降りますから、障害になる見えにくい丈夫な糸を張ることによって被害はなくなりました。
この方法は、お金と設置の時間が少なくすみ、畑の作業が自由に出来る利点があると自負しています。
案山子最も古典的な方法で一か所だけでした。
四方を網で囲い、上部をランダムに赤、黄、銀色のテープを張り巡らせています。
四方を網で囲い、上空に黄色い糸を2~3m間隔で張ってあります。(背景が木々の緑の所に見えます)
四方を網で囲い、上部を防鳥網ですっぽり覆っています。
上空を、赤と銀色のテープと黄色の糸20本位を一方向張ってあります。
いずれ方法でも”カラスよけ”の目的は、達せられていると考えていいと思います。いずれも被害と、経験から編み出されたもので、この時期畑は、個性のあるちょつぴり華やかさが出現します。
余談の1ですが、殆どの方が家庭菜園程度の西瓜作りで、極一部の方が市場というより、朝市に少し出荷される規模です。
余談の2ですが、写真に写っているすべての家は、戦前70年前は無かった農地でしたが、今は専業農家は殆どなく、宅地化が進んでいる現状です。