私の70代

愈々90代に足を踏み入れ、人生の最終ラウンドに入った想いです。野菜作りとパソコンにも向き合っていきます。
 

法隆寺の仏 (1)

2011年11月11日 | 旅行

過去の旅について振り返ってみると、圧倒的に多人数で行った事が多かったようで、二人での旅も極めて少ない想いです。六〇代になり子供たちも大きくなり、隠居の身分になると女房と二人ずれの旅をするようになりました。
 印象にあるのは、還暦を迎えて”祝いの旅”を子供達からプレゼントされたときは、二人で出かけるのが「バツ」が悪くて、孫を連れていった事を思い出しました。が以後順次二人ずれの旅が多くなってきました。七十五歳で自動車による旅は打ち切り、交通機関に頼るようになり、時間に追われない旅を心掛けるようになりました。
 七十代も後半に入ると「土産物は買ってもいいけど、宅急便で送ること」を私が言いはじめました。が、間もなく女房の足腰が悪くなってきて、ここ2~3年は私の一人旅と言った感じでした。
今回は、女房は京都まで来ましたが、娘の家に張り付いて家の外回りの掃除や、持って行った野菜で娘、孫家族に「田舎料理」作っていました。

 4日目はもう帰るだけで、午後2時頃の新幹線に乗ればいいという事で朝から法隆寺(約1時間で)に出かけました。こんな寺巡りを2年ほど続けていますが「全く、これに限る!」と言った実感です。”自由で自分が思うがままに参観できて”結果全てが新鮮で脳裏に焼きつく想いです。「そんな思いを唐招提寺・中宮寺を含めて表現できたらいいなー」 と思っています。

    
 南大門(室町時代)です。法隆寺は一辺が約300メートルの土塀によって四方が囲われています。表門になり左に西大門、右に東大門があります。
 

    
南大門から中門を望みます。 

    
 中門(飛鳥時代)と五重の塔です。左右に立つ金剛力士像は奈良時代の作です。中門に繋がる回廊は、円形の重厚な柱と、深く出た”ひさし”で北の講堂と繋がって、金堂と五重の塔を包み込んでおり、飛鳥建築の粋を集めたものです。

    
 金堂(飛鳥時代)この寺の本尊を安置する殿堂です。金銅釈迦三尊像(飛鳥時代)金銅薬師如来坐像(飛鳥時代)金銅阿弥陀如来坐像(鎌倉時代)それを守護するように、わが国最古の四天王像(白鳳時代)などが祀られています。 周囲の壁面には、世界的にも有名な壁画が描かれています。

     
 金堂の仏像及び壁画はホトアルバムにて紹介します。
 

      
 五重の塔(飛鳥時代)釈尊の遺骨を奉安するためで、仏教寺院には重要な建物です。わが国最古の五重の塔です。内陣には奈良時代に作られた塑像群が東、西、南、北面祀られています。

    
  五重の塔北面の釈尊入滅場面の塑像です。

 

法隆寺の仏


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