近所に住むWさんを訪ねる機会がありました。代々おなじ町に住む間柄で、彼がこういった趣味を持っていることも知っていました。私の40代頃から3~4回作品を見たことも、話を聞いたこともありましたが、仕事の現役時代で私があまり”関心”を示しませんでした。ただ彼の所には、テレビの中継車が来ているという話を聞いたり、事実私も見たことがあります。所謂”時代の寵児”だつたということができます。
用事が済むと「根っこを見てくれないか!」と元工場だったところを開けてくれました。作品を見るのは30余年ぶりじゃないかな・・・正直圧倒されました。今迄の作品数は約300点、請われれば”お分け”した事もありますが、「原則保存しています」との事でした。翌日カメラをもっておじゃまする約束をしました。
一日置いた早朝お伺いして、彼(8割)と奥さん(2割)の話を”じっくり”聞きました。山間部の道路工事やトンネル工事に出る厳しい環境で育った根っこがいいようです。
彫るものはほとんど動物ですが、曲がりくねった根っこから”動物がイメージできる”感性が素晴らしいと思いました。”師は持たず、独学でやってきた!”そうです。健康そうで・・・素敵な老後を送ってみえる感じです。只彼が話すうち”次から次えと煙草に火をつけます。奥さんが強く”戒めて”いました。私も、それに賛同して、少しづつ、少なくする・・・よういいました。”健康で自立できる老後!”にはお互いに賛同したわけです。
機会があったら、「根っこからー動物が彫りあがるまでの過程を写真に撮りたい」とお願いしておきました。
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