20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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アーカイブ配信

2024年04月30日 | Weblog
          

今日で4月もおしまいです。
でも、毎日、夏のような暑さ。
エアコンをドライにしていると、夕暮れ時には寒くなり・・・。

気まぐれなお天気です。
今日は、これからカーブス。


先日、童心社の田中正美前社長・現相談役に、4月22日に行われた、酒井京子会長と芥川賞作家であり、お笑い芸人である又吉直樹さんとの『おしいれのぼうけん』50周年ということで対談されたyoutubeの、アーカイブ配信をお送りいただきました。

素晴らしい対談でした。
酒井さんは、
「又吉さんとは、事前の打ち合わせも何もしていなかったのよ」
とおっしゃっていたのに、すごくナチュラルで、優しい眼差しで、又吉さんと淀みなく語らいあっています。

古田足日さんと、田畑精一さんと、酒井さんがまだ若かりし頃、編集者としてご一緒に作られた『おしいれのぼうけん』の裏側を語っていらして、本当に素敵でした。

「押入れに、ばあさんがいても怖いのに、ネズミ婆さんですものね」と又吉さん。
酒井さんは、
「保育園に取材に行った時、古田さんが、子どもって、汗もをかくんだね、とおっしゃった言葉が、今も忘れられない」と。
汗もは、押し入れで必死に戦った「ひとりじゃない」と思った、さとしと、あきらの、この作品の核だと。
また、
「古田さんも、田畑さんもお亡くなりになって、それをちゃんと引き継いで、語っていくのは、私の役割かしらって思って」と。

印象的な言葉を、本当に自然体で、昔から知っている人との語らいのように、又吉さんに話していました。

アーカイブ配信で、5月5日までだそうです。

お聞きになりたい方は、私にお申し出ください。
YouTubeをお送りします。
今も大人気の『おしいれのぼうけん』の裏側を知ることもできます。


写真は、日本橋室町にある、三井本館は、大正時代に建築されたものです。

横を通りかかって、いつも思うのが、この柱の飾り。

これを見ると、パリのノートルダム寺院の雨樋「ガーゴイル」を思い出します。

           

パリのノートルダム寺院の、ガーゴイルほどの存在感はありませんが、あの大正の時代。
この建物は、どんな思いで、この飾りをつけたのでしょうか。

コメント
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