20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ふたつの同人誌

2009年01月14日 | Weblog
 先日、結成二十数年になる同人誌、サークル「拓」の『あける』と、結成40年になる同人誌、「牛の会」の『牛』をご恵贈いただきました。
 どちらの同人誌も蒼々たる作家たちが、この数十年守り続けてきた同人誌です。
 サークル「拓」はいくつかの変遷を経て、二十数年前からは最上一平さん、その夫人のばんひろこさん、平野厚さんなどが中心になっておやりになっていて、その後、鳥野美知子さんや安東みきえさんやたくさんのメンバーがお仲間に加わられた同人誌です。
 また「牛」は、四十年前、当時、東京学芸大学の学生だったお仲間たちで作った同人誌がそのまま今に至っているという歴史の長い同人誌です。
 メンバーは、皿海達哉さん、中野幸隆さん、その夫人であり詩人の間中ケイ子さん、日比茂樹さんたちが中心になっておやりになっています。
 
 ふたつの同人誌のページをぱらぱらとめくりながら、児童文学の同人誌の、思いの深さのようなものをしみじみと考えていました。
 10年ひと昔といいますが、そのひと昔を、もう何回もくぐり抜け、仲間たちと議論を闘わせながら、書き続けているのです。
 ちょっと考えただけでも、気の遠くなるような年月です。
 こうして何十年も仲間たちと切磋琢磨しながら、書くことへの力を鍛え続けている仲間たちがいる人たちを、私はいま、しみじみとうらやましいと思ってしまいます。
 こんな時代だからこそ、なおのこと。
コメント (4)
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