20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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小学一年生からの手紙

2009年01月28日 | Weblog
『家庭教師りん子さんが行く!』を読んでくれるのは、小学校高学年あたりの子どもとばかり思っていました。
 実際、そういった子どもたちからの反応が多く届いておりましたし。
 
 ところが先日、なんと小学校一年生の女の子から、かわいい女の子の絵の封筒に入ったお手紙をいただいたのです。
 一年生らしい、ひらがなだらけの手紙で、自分がすごく悩んでいて学校がきらいになりかけたこと。
 でもお母さんに買ってもらった『家庭教師りん子さん』を読んだら、みんな、自分と同じように悩んでいるんだということを知り、それから少しだけ学校が好きなったこと、などが書かれてありました。
 「じゅんこさんの本を、もっと、もっとよんでみたくなりました」
 と、最後に書かれてありました。
 読んでいて、うれしくなりました。
 
 作家というのは、子どもたちからの手紙にすごく励まされます。また書き続ける勇気や元気をもらえます。
「りん子さん」が、そんなふうにたくさんの子どもたちの、たとえちょっとであっても、生きる力を励ますことができたのなら、作者としてこれ以上うれしいことはありません。
 私もいま、写真の封筒の女の子のように、にこにこ微笑んでいます。
コメント (4)
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