
映画公開直前に、まさに一気読みでした。
「広島のお母ちゃん」
この一言に、ありったけの愛が詰まっている。
『朝が来る』
(辻村深月、文藝春秋)
この夜市に出かける20代の男女二人。
男性の方には、この夜市にどうしても行かなければならない理由があった。
誘われて一緒に出かけた女性にとっては不思議で不気味な事ばかり。
読み進めると、パズルがどんどん完成していくような感覚を憶える。
辛すぎる過去を引きずって、
どうしようもない生い立ちの悲しみや恨みに立ち向かう…。
作品から立ち上る圧倒的な情景のリアル感におののきながら、
一気に読み切りました。
「やがて夜市は完全に遠い秋の夜の夢になる。」
秋の夜長に、こちらの一冊、今度は私からお勧めします!
右の本は手元に置いてよく眺める一冊。
ミシマ社の手売りブックスシリーズ『おむすびのにぎりかた』
(文・宮本しばに、写真・野口さとこ)