ゆっくりかえろう

散歩と料理

ブログ中の画像・文章の無断使用を禁じます。

GANTZ最終巻

2013-09-21 | 読書
遅ればせながら GANTZのコミックス最終巻を読みました。

この作品は闘いのシーンでは 大阪道頓堀がかなりリアルに書かれていたり JR京都駅 そして最終話の舞台が 有楽町駅前の東京国際フォーラム(内部)だったりと私が好きな場所だったので ワクワクして読みました。

難しいテーマを上手く纏めてあり 最後まで不条理でクールな姿勢はありますが 救いのある終わり方で 感心しました。

作者さんには ご苦労さまと言いたいです。

ネットで感想を読むと多くは 中途半端な終わり方だとか あそこの辻褄が合わないとか

重箱の隅をつつくような尊大な意見が多く 意見を言う人皆が批評家さんみたいな雰囲気でした。

作家さんて 報われない仕事なんだな。

最後に星人が自爆してしまう道を選ぶところは 極めて日本人的な発想だなと苦笑いしましたが

 玄野と加藤が宇宙空間に放り出され 流れ星になって落ちてくるような結末を迎え

 サイボーグ009と同じ結末なのかなと 思いましたが なぜかアメリカンシネマみたいに

 海に流されて救出されるという おなじみの終わり方で 作者の大サービスを感じました。(もっとクールな作者さんなのにね)

「人類ははごみやチリと同じ たまたまこの星系の秩序を保つには 巨人よりふさわしいと判断し選ばれた」という台詞が 重く残ります

お客に言えない食べ物の裏話

2013-09-21 | 読書
マル秘情報取材班編  現代の食と行政の裏側

普段の疑問というより 全く予想もしていなかった間違いを信じ込んでいた 食のからくりと行政の巧妙さ。知らないでいると ちょっと怖いことなど、読むほどに考えさせられます。

安いものには安いなりの 高いもは高いなりの理由があります。

お隣の国の食の安全を笑いますが 我が国の現実は官民一体の巧妙さだけにもっと恐ろしいかも。

食品行政は消費者にとって善意で成り立っているとは限らないと知ることになります。

先に読んだ騙し食材 食品の話と重複しますが 此方は複数人の取材班なので より詳しく実情に沿ったお話です。

ただし悪い話だけではなく 良い食品の見分け方や ポジティブな情報も多く 明るく楽しい内容になっています。

魚の話などはより詳しく 興味深い話題が豊富でした。