ゆっくりかえろう

散歩と料理

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そば居酒屋 月山

2013-09-17 | ランチ
 有名なお店だそうです  入り口が分かりにく 奥に引っ込んでいて

 しかもお店の取り付きまでは マンションの集合ポストがあったり 住民の
 
 エレベーターがあって生活感満点ですが 奥まったお店の入り口からは 雰囲気は一変します。

 なかは暖かな田舎の居酒屋という感じ(実際そば居酒屋です)

 ただのソバやというよりぷんとお酒や料理のにおいがしています。

 掘りコタツ式の座席は座り心地がよく お店の人の対応も親切で感じが良かったです

 お願いしたのは 盛りそば一枚 初めての時は大抵はこうします。

 そばはしっかりした食べ応えのど越しのあるそばで量も結構あります。

 つゆは甘みも辛味もしっかり効いて力強く カツオの風味も鮮明です。

 ずっと昔山形でいただいた 水車そばの味を思い出しました(うろ覚えですすいません)

 山形は村山を始め 美味しいところがたくさんあって そば好きにはパラダイスのようなところでした。

 
ここしばらくは ここ月山や蔦屋さんなど 凡愚さんのお弟子さんのお店を食べてみました。

 蔦屋さんと天笑さんは お師匠さんの凡愚に忠実で繊細で 優しい女性的なそば

 こちら月山さんは 香りも強いし たおやかな男前のそばです。

 どちらがいいかは 食べる人の好みですが そばやいろんなものを食べて お腹一杯にしたい時は ここがいいし

 繊細なおそばを少しだけ 頂きたいときは(お腹が膨れると感動が薄れます)凡愚  蔦屋 天笑さんを選びます。

 凡愚さんはゆったりした雰囲気や 店を渡る風におい お店の方の笑顔に惹かれてしまいます。


 しかしどこのそば店も 美味しさ 熱心さ一所懸命さでは負けないのです。


町のランチとしてのソバ屋としては 大多数のお客さんは腹を満たす為そば店へ来られる訳ですから

 それに応えるために メニューを考えたりお腹を膨らます工夫をされています。

 お客さんの受け止め方も 其々でこれが正しいとはいえませんし 正解は幾つもあるのかもしれません。
  

屍の声

2013-09-17 | 読書
坂東眞砂子氏著
大人の怪談。じわじわっと後から怖くなります

作者の出身地はどこだろうと思わせるくらい地方の方言が上手な短編集

一つ一つは泥臭くて 岩井志麻子氏を思わせますが こちらも同じく女性ならではの

情念を描いていて 湿気や粘度を感じます。

岩井さんと 同じようにちゃんと怖がらせてくれて 後をひく怖さがあり

情景描写が上手で 場面が目に浮かびます。

老人介護 不妊症 イジメ など女性目線ならではの立場から 怪談が出来ています。

小説の題材は どこにでも転がっていて、それだけで話を作ってしまうのが プロなんだなと思いました。