ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツでの農場体験(7) <ラーデンでのお祭り・・・街は遊歩道・・・>

2014-02-26 16:14:50 | 日記
9月13日(金)、ドイツに来てから4週間が経ちます。ホストの農場では3週間が過ぎたところです。この週末(14・15日)はこの街ラーデンでお祭が開かれるとのことでした。その前日である金曜日、作業を終えてから自転車で街の様子を見に行きました。しばらく続いていた雨模様の天気もすっかり晴れています。

街中でどのようなお祭になるのか全く知りませんでしたが、中央の通りには早くもビール会社の出店が準備されていました。そしてレストランの駐車場にはミニサイズのメリーゴーランドまで用意されています。また、いくつかの屋台風の店もセッティング中です。結構、本格的なお祭のようです。
(写真: 地元ビール「Barre」の出店)
(写真: 祭前日のメリーゴーランド)

翌日の土曜日、残念ながら祭の様子を確認することは出来ませんでした。理由は夕食に日本版カレーライスを私が作ることになっていたので、夕食の準備等に追われて外に出かける余裕がなかったからです。一方、日本から持参したカレールーを使ったオーソドックスなカレーは、スパイシーで美味しいとの評価をいただきました。この日は祭には出かけられなかったのですが、ビールやワインも出され楽しい夕食となったのです。

そして日曜日、天気は快晴です。11時頃から祭を見に行きました。驚いたことに街のメインストリートは車は通行止めになっています。歩行者天国そのものなのです。思い切ったことをやるもんだと感心しました。もちろん車には迂回路が用意されているのです。そして、道の両脇には出店がズラ~ッと並んでいます。人出も相当なものです。様々なものが売られています。衣料品、雑貨、CD、骨董品等々、また、子供達が不要(?)になった自分の持ち物を売っている店もあります。半分はフリーマーケットのイメージです。
(写真: 子供のフリーマーケットも)


食べ物や飲み物も売っています。日本では見かけたことのない焼き方(写真)で肉を販売しているコーナーもあります。綺麗なお姉さんが豆菓子を売っていたりします。アイスクリームもあります。また、地元ビール会社の「Barre」もオープンしていて、午前中でも数人がビールを美味しそうに飲んでいます。




アトラクションとしては小型のメリーゴーランドが回っています。また、輪投げのようなゲームコーナーもあります。大人も子供も楽しそうです。


ちなみに、ラーデンの人口は6千人と聞いていますが、周辺人口は1万6千人ぐらいとのことです。祭のこの日も周辺住民が集まって来ているのでしょう。パレード等はなかったようですが、去り行く夏を惜しみながら初秋の休日を皆が楽しんでいるように思えました。いい雰囲気です。


さて、3時間ほどを祭会場で過ごした後は、この日、再びサイクリングに出かけました。ポーランドから来ている女の子にとっては最後の休日となるこの日、まだ見ていない風車を見学しながら近郊をサイクリングしようと言うことになったのでした。

目的地はWeheと言う場所(地名)です。道路標識を頼りに走ります。少し道に迷いながらも約1時間程度で目的地に到着しました。前回の風車とは形が随分異なります。そして風車の横に放牧地があって黒い牛の親子2頭が草を食んでいました。最初は70~80mも離れたところにいたのですが、近くに生えていた草を手にとって柵の中に投げ入れてやると、その2頭は小走りでこちらにやってきます。



この親子の牛は随分と人に慣れているようで、電柵越しではありますが、手に持った草を直接食べてくれます。もちろん、電気の通ったワイヤーに触れないように注意しながらですが。


しばらく牛との触れあいを楽しんだ後は帰路につきました。来る時とは異なるルートです。こちらのルートはほぼ真っ直ぐ帰ることになるので40分ほどで家の近くにたどりつきました。街の中央は祭が続いていて人手も多いと思われたので迂回して帰着した次第です。走行距離は30km弱だったと思います。身心ともに充実した一日になったのです。 ~続く~

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