「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

日本のサッカー、時代の移り変わりを感じて

2015年11月27日 20時46分39秒 | Jリーグ・三大タイトル
今シーズンのJリーグ、レギュラーシーズンが終わり、いろいろなことが見えてきたが、総じて感じるのは、23年間という時間の流れだ。

今、リーグを牽引しているチームといえば、まさにチャンピオンシップを戦う3チーム、広島、浦和、G大阪であろう。いずれもJリーグスタートの1993年は中位以下にいたチームだ。

一方で、とうとう清水はJ2に落ちた。オリジナル10と呼ばれるスタート時の10チームの一つがまた屈辱を経験した。

サッカー王国・静岡では清水に代わって磐田がJ1を戦う。これも時代の流れを感じずにはいられない。

そのような栄枯盛衰の流れの中、鹿島はナビスコカップを制し、栄光のクラブ史に、また新たな1ページを加えた。本当に凄いチームだ。

鹿島からは、一つニュースが飛び込んできた。長らく背番号10を託されてきた本山雅志選手がチームを去って新天地を求めるとのこと。選手との契約に関して、決して情に流されることをしない鹿島らしいニュースだが、本山選手が鹿島ファミリーの一員から決別することではないということも、鹿島のカラーであろう。

以前、私は50年ぐらいたったJリーグに「Jリーグに宿命のライバル」「Jリーグのクラシコ」と呼ばれるような代表的なクラブが育つだろうかと書いたことがある。スペインのバルサ・レアル、プレミアのマンU・リバプールなどのような・・・。

いま、一つのチームとして鹿島が確かな地歩を築いている。けれども後が続かない。あと10年は待つ必要があるかもしれない。

あと2年でJリーグも四半世紀になるが、まだまた歴史を重ねたというには短いといわざるを得ないということか。

そんなことを思いながらレギュラーシーズンの終わりを迎えた。




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