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「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

鹿島ACL初制覇、日本クラブ2回目の連覇も達成

2018年11月12日 07時13分33秒 | サッカー選手応援
鹿島がアウエー10万人の観客の前で、声をかけ合い続けて、皆んなで身体を張って、相手の猛攻を跳ね返し続け、見事、90分+アディショナルタイムの戦いを凌ぎ切りました。

見事な零封でした。ここ一番では守備の破綻を見せない。王者鹿島の面目躍如と言えます。

昨年の浦和に続いてのJリーグ勢連覇、10年前の浦和、G大阪に続く2度目の連覇、これで鹿島も遅ればせながら、アジアの強豪チームの仲間入りです。

大会MVPは、鈴木優磨選手とのこと、本来なら5試合連続ゴールのセルジーニョでしょうけれど、グループリーグからの総合評価ということでしょう。本人は「オレで当たり前」と思ってるかな。

翌日のニュースでは、さっそく昌子源選手の欧州移籍が・・・。【ここまで書いて途切れました。以下は15日に加筆しました】

それにしても鹿島の守備は、選手が入れ替わっても破綻しませんよね。今さらながらクラブのコンセプトが強固です。

特にボランチ、今はファーストチョイスがレオ・シルバ選手と三竿健斗選手なんだそうですが、仮にこの二人とも出られない場合は、永木亮太選手と小笠原満男選手が出番だそうです。他のクラブからしたら、贅沢な控え選手ですよね。

攻守にわたって献身的な働きをする代表クラスの選手が4人もいる、まさに鹿島の強さのポイントを見た気がします。

さぁ、またクラブW杯が楽しみになってきました。なにせレアル・マドリーにリベンジするチャンスが巡ってきたというだけでワクワクします。レアルと戦うには、その前に一つ勝たなければダメといっても「大丈夫、勝ってリベンジ戦に進みます」と言いたくなります。

では、楽しみに待ちましょう。



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川崎連覇、「ファースト10」以外で複数回制覇は磐田以来とか

2018年11月12日 07時03分36秒 | サッカー選手応援
川崎フロンターレ連覇達成、Jリーグ発足時のチーム「ファースト10」(当ブログでは「オリジナル10」と呼ぶことに抵抗しています)以外では、2001年~2002年シーズンの磐田以来だそうです。と書いてから調べ直したら、磐田は連覇経験がなく、2001年は鹿島、磐田は2002年のみでした。危うく間違うところでした。

磐田以来なのは連覇経験ではなく、どうやら複数回制覇チームということのようです。
25年になるJリーグですが、じわじわと伝統の重みが増している感じがします。

なんだかんだ言っても、ここまで26ある歴代優勝経験のあるチームで「ファースト10」以外のチームは3チームしかなく、磐田3回、川崎2回、柏1回。

磐田は2年目参入、柏3年目参入ということで、後発とは言え「ファースト10」とそれほど違いません。後発らしい後発は川崎ぐらいかもしれません。

その川崎の連覇は、いろいろな意味で今後が注目です。
冒頭、磐田以来という言い方をしましたが、鹿島と並ぶ両雄と呼ばれた時代がありながら、その栄光は失っています。

いまや鹿島だけが圧倒的な存在のJリーグです。覇を競い合うチームは出るのか、出るとしたら、クラブとして何が備わったチームか?

当ブログでは、しばしばテーマにしています。
連覇を果たした川崎にはそれを期待できるのか、当然、その点に注目したいところです。

その意味で、昨年、今年と続けて多額の優勝賞金を手にしたというのは大きなことです。

Jリーグの放映権をD Z ANが取得したことによって、ちょうど昨年から優勝チームに多額の賞金が行くようになった、まさに最もおいしいところを川崎が見事にせしめたというのは、あたかも、Jリーグを代表するチームになることを許された選ばれしチームという感じです。

この資金を一過性の使い切りにせず、さらに大きな資金を生み出すレバレッジをかける使い方を検討して欲しいものです。

あとは、この2年で会得した「勝利の方程式」というか「勝てる戦い方」をいかにクラブとして継承していくかだと思います。

風間前監督が根付かせた高速パスによるスペクタクルな崩しと、鬼木監督が根付かせた「うまい選手ほど必死になって守備に貢献しているのを見て、下手な選手がサボっているわけにはいかない」という守備意識によって得られた「勝てる戦い方」をクラブの伝統にするのは大変なことです。

いまの監督、いまの選手たちがいる間はいいのですがチームは生き物です。毎年選手が少しずつ入れ替わり、いずれ監督も代わる、そうなっても同じ戦い方ができるようにするためには、いまこそクラブとしての基本的な戦い方を、このあと誰か加入しても崩れないように固める必要があると思います。

この戦い方をしない監督は選ばない、この戦い方について来れない選手はとらない。途中でついてこれなくなったら使わない、それを徹底していけた時、初めて常勝軍団と呼ばれるクラブになっていけるのたろと思います。

磐田がそうなりきれなかったのは、まさに、人が入れ替わった後にも継承された戦い方というものがなかったからと言わざるを得ません。

当ブログでは、さる9月4日の書き込み「フィロソフィーを語るイニエスタ、ついに現れた鹿島のライバル」で、「この先Jリーグでナショナルダービーと呼ばれるようなライバル関係が生まれる場合、今後20年ぐらいの間に鹿島と同程度の実績を上げるチームが出ることが一つの条件・・・」と書いています。

加えて「そのチームを強くしたカリスマが出ることも必要だろう」と書きました。神戸のイニエスタにその期待感を感じたわけですが、まだ海のものとも山のものともわかりません。

川崎の場合、これから先、鹿島と同程度の実績を上げるには、先ほど指摘した「勝てる戦い方」の継承ができるか如何にかかっていると思います。

それにしても、かつてシルバーコレクターと揶揄されながらも川崎を強豪チームにした関塚監督も、今回連覇を果たした鬼木監督も鹿島育ちというのは決して偶然ではなく、やはり「勝者のメンタリティ」が鹿島から育つということを、いやが上にも知らされてしまいます。

ある意味、川崎は鹿島の遺伝子を持つ弟分かも知れませんね。
なにやら、話のオチになったようですので、
では、また。








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