やまあそさんや、TQFさん、たぬきさんのHPで紹介された「蘇武岳」付近の「あがりこブナ」を一度は見てみたいと思っていましたが自宅からは100kmもありなかなか行く機会がなかったのですが、近くまで行く用事があり足を伸ばしてみました。「あがりこブナ」というのは「地上から上がったところから子が出ているという意味を表しており、かつて人により伐採され、その部分から新たな芽が吹き成長していったものであろう」と云われています。
万場スキー場のトップへ行く林道途中の道が大きくカーブしたところに「大杉山万場登山口」が有り、そこに駐車して少し登ったが地図の破線の道への分岐が良くわからない。
二つ目のカーブのところからススキの中に踏み跡がありそれを辿ると
はっきりした広い道に出た。最近は人が通った様子が無く荒れたところもありますがコースはわかりやすい
分岐から30分ほどでやまあそさんのレポート(地図)に書いてある小滝が現れコースが正しいことが解る。少し上で左へ谷を渡りそのまま斜面をトラバース気味に登って「たぶんここだろう」と思う尾根に取り付く。
15分ほど登ったところで最初のブナに会えた。ブナの生命力の強さに圧倒される!登る度、次々に6本(?)のあがりこブナが現れる。
あがりこブナ以外にも真っ直ぐ伸びた肌の綺麗なブナも沢山ありましたが、なにせ斜面が急で(1kmで高低差300m)あえぎあえぎ・・・
13時15分930m付近で大杉山登山道9合目に合流、ここからは良く踏まれた道を歩き13時30分山名の通り大きな杉の木がある頂上に着いた。
大杉山頂上
頂上からは北側の眺望がいい。
時間があれば蘇武岳まで・・、と思っていましたが、昼食を食べて13時55分下山にかかります。
下山の尾根も(少々急坂ですが)若いブナ林のいい雰囲気です。
名色スキー場上部を通る蘇武岳へのコースの分岐まで降りてきました。
14時55分、ちょうど1時間で登山口に無事下山。駆け足でしたが珍しいブナに会えた山歩きでした(^_^)