映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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拝啓天皇陛下様

2008年12月26日 | Weblog
拝啓天皇陛下様(1963) - goo 映画

よい

野村芳太郎 監督
渥美清、長門裕之、左幸子、中村メイ子、高千穂ひづる、藤山寛美 出演

山田正助はもの心もつかぬうち親と死別し世の冷たい風に晒されてきたから、三度三度のオマンマにありつける上、何がしかの俸給までもらえる軍隊は、全く天国に思えた。意地悪な二年兵が、彼が図体がでかく鈍重だからというだけで他の連中よりもビンタの数を多くしようと大したことではなかった。ただ人の好意と情にはからきし弱かった。

純粋な、天皇大好きっ子、軍隊大好きっ子の半世紀。
「せきし」ということばを始めて知った。ネットで調べれば意味はすぐにわかるだろうが、映画を最後まで観てもわかるようになっているのがうまい。

喜劇なのに邪魔にならない程度に、軍のダークサイドについても触れている。浦上准尉の話は本スジからは独立している(主人公渥美清とからまない)。

ほんものの山下清が1シーン、掲示板を読んでいるところに出ている。


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