映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』

2011年10月24日 | Weblog
よい

バンクシー 監督
ティエリー・グエッタ、スペース・インベーダー、シェパード・フェアリー、バンクシー出演

LA在住のフランス人アマチュア映像作家ティエリー・グエッタは、危険を顧みず警察の取締りにも怯むことなくグラフィティを描き続けるストリート・アーティストたちの活動を追い続け、やがてバンクシーにもカメラを向け始める。ところが、ティエリーに映像のセンスがないと見抜いたバンクシーはそのカメラを奪い取り、逆にティエリーを撮り始める。そして、このごく平凡なティエリーおじさんをある奇想天外なプロジェクトに巻き込んでしまうのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338971#1



やってらんねぇ……(笑)。または、禍福は糾える縄の如し。または、人間万事塞翁が丙午。

人はよさそうな奇妙なオッサンがいかにしてアーティスト(笑)になるのか、というドキュメンタリー。運と善意とタイミングと勘違い野郎たちの思い込みがすべてピタリと歯車が噛み合うと、こんなことにもなってしまうのだなぁ……。

『Ricky リッキー』

2011年10月24日 | Weblog
よい

フランソワ・オゾン 監督
アレクサンドラ・ラミー、セルジ・ロペス、メリュジーヌ・マヤンス、アルチュール・ペイレ、アンドレ・ウィルム 出演

7歳の娘リザと2人暮らしのシングルマザー、カティ。工場勤めの彼女はある日、新入りのスペイン人パコと出会い、恋に落ちる。やがてパコはカティの家に住むようになるが、それまで母を独り占めしていたリザはすっかり不機嫌に。おまけに、カティとパコの間に赤ちゃん“リッキー”が生まれ、ますます不満を募らせるリザ。そんなある日、リッキーの背中にアザを見つけたカティはパコの虐待を疑い、怒ったパコは家を出て行ってしまう。ところがしばらくすると、なんとリッキーの背中から小さな翼が生え始め、ほどなく部屋の中を危なっかしく飛び回るようになる。世間に知られては大変と、必死に秘密を守るカティとリザだったが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=337788#1



かなり説明不足という印象は否めないが、レギュラーとイレギュラー、日常と異端を際立たせてみせてくれる。

それにしても、カティがクリスマスシーズンの買い物で赤ん坊をひとりにするところと、外に出したときにひもを手放すところはとても不自然に見えるのはわたしが日本人だからか?

『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』

2011年10月24日 | Weblog
ふつう

スティーヴ・ピンク 監督
ジョン・キューザック、ロブ・コードリー、クレイグ・ロビンソン、クラーク・デューク、クリスピン・グローヴァー、リジー・キャプラン、チェヴィー・チェイス 出演

同棲を解消したアダム、自殺未遂を冒したルー、妻に浮気されたニック、そしてアダムの甥でオタクのジェイコブは、気晴らしにスキーリゾートへ繰り出すことに。そして、ジェットバスで酒を飲み泥酔した4人は翌朝、目が覚めると1986年にタイムスリップしていた。当時の記憶を辿りつつも、人生をやり直そうと身勝手な行動に出てしまうアダムたち。さらにはジェイコブ出生の危機も迎え、収拾がつかなくなっていくのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338661



タイムスリップものの都合の悪いところをほったらかしにしているコメディ。
ほったらかしにしているところはそこだけではなくて、「白いバファロー」も「リス」もそのままである。
「白いバファロー」は説明不足、「リス」はギャグとしての活用不足だろう。