素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

⛰ 懐かしの八ヶ岳 ⛰

2021年06月03日 | 日本百名山

八ヶ岳連峰は主峰『赤岳』(標高 2899m)を筆頭に個性的な峰々が南北に連なる、日本でも屈指の高山植物の宝庫であります。 八ヶ岳という山名を持つ山は有りません。

ここでは数あるコースの中で、美濃戸口から入山し行者小屋へ、そこから地蔵尾根を詰め赤岳頂上小屋へ、翌日は横岳から硫黄岳経由、赤岳鉱泉への周回コースを御案内いたします。

※ ここでの写真は2012(H24)11.03~04に撮影。※

美濃戸口から砂利道の林道を美濃戸まで登り、3軒ある山小屋の一番奥の美濃戸山荘上部で柳川の南沢コースに取り付く。

苔むした沢筋を左右に渡り返しながら登り、川幅の広い白河原に出ると正面に大同心、小同心と言う岩峰が目に飛び込んでくる。ここまで来ると行者小屋は近い。

行者小屋付近は広々としてキャンプ場や水場が有り、南側には阿弥陀岳(標高 2805m)と主峰赤岳(標高 2899m)や北東側には横岳(標高 2829m)が聳えている。

行者小屋で休憩の後、赤岳と横岳の中間地点にある地蔵の頭に向け地蔵尾根を攻める。

                                                                   この尾根は、稜線近くになると凍結個所やアルミ製の梯子が現れ、斜度が増し苦しい所であるが、赤岳天望荘や赤岳本峰が迫って見え、頑張れる。ピークは横岳。

地蔵の頭 に出ると東側には小海沿線の町が見え、西側には今 休んできた行者小屋 や赤岳鉱泉そして遠くに目をやれば諏訪湖が俯瞰できた。

                                           天気の良い日はノンビリ前後左右を見ながら稜線歩きを楽しむ。

                                               11月4日で赤岳頂上小屋 が、この年の小屋仕舞いであり最後の訪問に向かう。 日影ではガチガチの凍結箇所がアチコチに見られアイゼンを準備して正解であった。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        明るい内に頂上小屋に到着し、受付を済ませてからカメラを持ち外に出た。                                                                             

赤岳の山頂は赤岳神社 が祀られ、一等三角点 のある南峰と赤岳頂上小屋のある北峰の小さな双耳峰になっている。

我が郷土の山「富士山」が望め     

赤岳神社から西には阿弥陀岳(標高 2805m)が望め 

南峰から北峰の赤岳頂上小屋を望む。

夕陽を浴びる横岳 

赤岳も、その名の様に赤褐色の山肌は、夕日に映え真紅に染まる。  山頂からは槍穂高の稜線がとても綺麗に見えた。 

この日の頂上小屋では夕食の後、オーナーさんの指揮で 山の歌 を合唱したり、楽しい抽選会が催され、運良く自分は熊避け鈴が当たった。                              私たちのテーブルは単独行者6名で山の話に盛り上がり、とても楽しい思い出です。

翌日は赤岳から主稜線を北に硫黄岳(標高 2760m)まで縦走する。

                                           赤岳からの下りは、日陰でガチガチに凍結しており滑り易く、アイゼンを効かせクサリを利用しながら慎重に下った。                                          下り切った所に赤岳天望荘があり、そこを過ぎると昨日登りついた地蔵ノ頭で、左下に見える行者小屋に目をやりながら、目の前に聳える一枚岩と呼ばれる岩場に取り付き日ノ岳へと登る。この先は諏訪側から佐久側へとクサリや鉄ハシゴで 回り込んで前進。              振り返ると、今下って来た赤岳や中央に中岳、右手には阿弥陀岳が見える。

 

岩場が続き三叉峰に出ると杣添(そまぞえ尾根と合流し、小岩峰を越すと横岳の主峰「奥ノ院」に着く。

 

横岳からは狭い岩稜伝いに諏訪側や佐久側へとアップダウンを繰り返しながら前進。         この縦走で一番の難所となるが、 危険個所にはクサリが設置されており、慎重に進めば何ら問題はない。

                                              岩稜帯を過ぎると広い砂礫地の道になって来る。                         この辺りは7~8月頃であればコマクサの群生が見られたり、ウルップソウやヤツガタケキバナシャクナゲなどの特産種も見られる所であります。                     その広い砂礫地は、夏期にはコマクサなど高山植物をを踏まないようにロープが張られているので注意して歩く。ここから下って大ダルミという鞍部に硫黄岳山荘が見える。

                                           硫黄岳山荘では珍しい、白いコマクサが見られるので是非立ち寄りたい。                 山荘を越えると硫黄岳への登りに取り付く。                                平らな岩が重なる緩やかな斜度の登りであるが、ガスっている時には非常に登山路を 見失い易い所であり、大きなケルンが等間隔で立てられているので、それを頼ろう。

                                          硫黄岳(標高 2760m)の山頂は広大で    

 

北側には大きな口を開いた爆裂火口 があるので、ガスの掛かった時には充分注意が必要です。

                                          山頂にはケルンもないので ガス時はコンパスを利用したい。                硫黄岳からの展望を楽しんだら、南西方向に進路を取り下山開始である。

 

白い岩肌を見せる赤岩の頭 を通り赤岳鉱泉へ下る。

                                           鉱泉からは、ノンビリ北沢沿いに美濃戸へ向かう。            

 

 

     ※ 訪問、ありがとうございます。

 

 

 


コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ⛰ 塔ノ岳から丹沢山へ ⛰ | トップ | ▲ 新緑の畦ヶ丸 ▲ »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
八ヶ岳、いいですね! (清水光一)
2021-06-05 14:10:25
中央自動車道を甲府から小淵沢方面に進むと八ヶ岳がどんどん大きくなって見えてきます。忠さんに何度か連れていってもらった八ヶ岳、勝と一緒に行ったこともありましたね。私の一番最新では10人以上で清里スキー場の方から赤岳目指しました。牛首山から真教寺尾根で登りましたが赤岳山頂近くで左の長ーいハシゴから綺麗な若いお姉さん2人が登って来た時はびっくりしましたね!赤岳頂上小屋泊ですかって聞いたら天望荘のほうだと言うのでガッカリしたりしました。頂上小屋は広くて綺麗でした。男4人で横岳眺めながらコーヒーを飲みました。とても優雅なひと時でした。翌日阿弥陀岳に登り美濃戸口に下りました。下界の駐車場の広い地元の農産物を売っている大浴場でくつろぎました。お風呂に入りながらリーダーがこの瞬間がいいんだよねーと。山に登ったあとの温泉本当に最高ですね!風呂上がり、一緒に登った女性陣が生ビールで気勢をあげていました。忠さんに連れていってもらった八ヶ岳、懐かしい思い出がいっぱいです!
話が変わりますが今日母ちゃんとワクチン接種しました。3週間後の2回目接種して7日後ぐらいで効き目があるようです。ただ国民全体の70%ぐらいの接種が済めば元通りの生活に戻れるとか今中居正広の番組でやってました。早くて9月、年内いっぱいぐらいかかりますかね。
返信する
ワクチン接種、早いですね。 ()
2021-06-05 17:55:08
私も良く通う医院に予約はしたのですが、まだ何の連絡もありません。以前は年内に接種できるかなと思っていましたが、最近は五輪開催に向けて行政だけでなく政府は大規模接種会場、企業、大学などできるとこではどんどん接種を進めようと、思い付きのかじ取りをしているので、大変混乱しているようです。
ワクチンの保冷庫の電源が切れていた、原液の接種や薄め過ぎた物を接種した。等や、早く接種したいので大規模接種会場で接種し行政での接種をキャンセルしていないなど、政府の思い付き後手後手政策により、行政は振り回され大変ですね。
毎日、テレビを見ていて今の政府や官僚の言動行動を見ていて、日本て大丈夫なの?
そんな事、俺なんかが考えても仕方ないことなので、先日早朝から誰もいないユーシンの林道を歩いて来ました。新青崩隧道という長く曲がったトンネル、聞こえるのは自分の足音のみ、すべて忘れて歩くことに集中するのも良いものでした。
返信する
ユーシンもいいですね! (清水光一)
2021-06-05 23:33:43
玄倉、ユーシンブルー、綺麗ですよね!
ワクチン接種、筋肉注射なので打った直後から1日ぐらいは腕の痛み軽いですがありますね。2回目の後が副反応出やすいみたいですが母ちゃんの友達は2日ぐらい後から3日ぐらい副反応がひどく、その後急に何事もなかったかのようにスカッとしたという話を聞いていたので念のためシャワーを浴びて4時間熟睡してました(笑) おかげさまで快調です。
今日近くのいつも混んでいる医院で打ってもらったんですが午前中で7~8人ですかね。一般の診察の人の合間にインフルエンザ予防接種受けるみたいに接種しました。
次回の予約は6月29日電話のみの予約で窓口での受付はしませんと張り紙がしてありました。
この予約がたぶん65歳以上で若い人はその後かと。
身内や色々な人の話を聞くと本当に予約を取るのが大変なようです。
うちも母ちゃんと2人で二台の携帯電話と家電で2時間かけ続け朦朧として来た時やっと繋がり予約が取れました。
早く忠さんや孫に会えるようになり、歌声喫茶や旅行に行けるようになり、今まで通りの生活が送れるようになればいいと思います!
返信する
コロナ前の日常へ ()
2021-06-06 11:58:33
本当に、今まで通りの普通の生活に一日でも早く戻れることを祈りたいです。
込ちゃんと遠藤さんは時々会っているらしくて、コロナが落ち着いたら皆で会いたいね!と言ってました。
そんな日が楽しみです。
返信する
込ちゃんと遠藤さん、懐かしいですね! (清水光一)
2021-06-06 13:46:03
込やっこの手料理美味しかったですね。
忠さんのワゴン車の中や眺めのいい所で食べましたね。いっぱい作って来てくれて楽しみでした!
込やっこ車中のトークもよくしゃべってましたね。
たぶん、お前に言われたくないって突っ込まれ
そうですが(笑)
そう、2人で延々とでしたね。
込やっこと遠藤さんはよく写真のモデルになって
もらっていました。
盛岡駅前のレストランで遠藤さんがオデコにグラサンをかけているのを見て私が「あれ、可愛いね」って言ったら松本師匠が本当に怪訝(けげん)そうな顔で「なに今ごろ言ってるの」とかありましたね。
編集長が参加した時は先ず夜行で目的地までずっと
夜の月が綺麗だった話とか(これはちょっと自信がない)なにせすごくいい話だったんですが、他に話が盛り上がりすぎて帰るまですごい事になっていました(笑)
勝も先に行ってしまいましたが、山に登ったこと、旅に行ったこと、いい思い出をたくさん作ったこと
本当に良かったです!
みんなで食事しながら同窓会とかしたいですね。
話すことがあり過ぎますが(笑)
返信する

日本百名山」カテゴリの最新記事