新城市門谷(かどや)から鳳来寺山表参道を通り、源頼朝が寄進されたという 1425段の石段の途中である鳳来寺本堂まで来ました。 鳳来寺山には『声の仏法僧』(コノハズク:愛知県の鳥)の生息地としても有名です。
快晴となった本堂前広場の展望休憩所からの景色を楽しみ、9時丁度に本堂の左手より階段参道に取り付く。
急石段を登った本堂の直ぐ裏手に建つ、煙巌山鳳来寺弘法堂。
弘法堂を少し上がった大岩の岩窟に利修仙人座像が鎮座していました。
鳳来寺山山頂へは狭く斜度がきつくなった階段が更に続きます。
鳳来寺の開山(703年)後、平安時代になると、ここは仏教の教えを会得したい人々(主に修験者)にとっての聖地となり、その中で真言宗や天台宗の2つの信仰が特に学ばれたとのことです。 参道のアチコチで石仏様が見守って下さっていました。
9時 25分、勝岳(しょうがく)不動通過。 こちらの不動尊は、自分の寿命を悟った利修仙人が、お供の三匹の鬼に「共に死んで鳳来寺の守り神になる」ことを約束させ、仙人は鬼の首を本堂の下に埋めた後、ここ勝岳不動で入寂されたと伝えられています。
六本杉通過。 672年利修仙人が、この地の霊木 七本杉の一本を切って薬師如来を刻み本尊として祀った。 以来、残りを六本杉と呼んでいるようです。
9時 40分、奥の院到着。 開祖(利修仙人)や霊仏(薬師如来)を祀る場所とのことです。 建物は大分傷んでおり、近寄れない様にロープが張られていました。
尾根に出た感じの道となり、樹林に囲まれているせいか木の根が目立った。
僅かに開けた樹間から眼下の景色に目をやったら、早朝歩いた門谷の門前集落が見えた。
9時45分、東屋が見え近寄ったら休憩所と表示されていたが、床が抜けそうな朽ちた建物で通過した。
このコースは東海自然歩道であり、木の根や岩に注意して歩く。
9時 55分、鳳来寺山(標高 684m)山頂に到着。 山頂は樹林帯の中で展望は無く、直ぐ近くにある瑠璃山に向かう。
多少のアップダウンを繰り返し、綺麗な青空が見えた。
階段を回り込み瑠璃山の岩峰を見上げる。
岩の間をよじ登り、15分ほどで瑠璃山(標高 695m)山頂に着いた。 岩峰のピークの上なので、あまりキョロキョロできなかった。開けた方の景色を望む。
瑠璃山から鳳来寺山を経由して 10時 40分、天句岩展望台到着。 この岩は天狗に似ているところから天狗岩といわれ、流紋岩・松脂(まつやに)岩などからできています。
東屋がありますが、こちらも倒壊しそうで近寄れません。 岩の上から見下ろした時に、もう遅かったが少しトウゴクミツバツツジが見られました。
※ 鷹打場展望台から鳳来寺東照宮経由で下山します。