ハイマツと白砂の稜線歩きから白根三山の眺望が最高の鳳凰三山を縦走し、中でも特異な岩峰を見せる地蔵岳のご紹介です。
夜叉神峠から白根三山を望んだものです。
※夜叉神峠と観音、薬師越しに富士を撮った写真は2000(平成12)年のものであり、空が黄色く変色。 地蔵岳は2010(平成22)年撮影です。 (ネガフィルムをデジタル化したものです。)
南アルプスはおおらかで雄大な山々が連なり森林限界が高く、うっそうとした原生林にに支配されています。 昼間でも薄暗く、冷気漂う山域が数多く残された神秘的な部分が特徴と思われます。
現在は大分改善されていると思いますが、当時の山小屋自体それにトイレ事情は最悪でした。 女性の登山者が北アルプスに比べて極端に少ない原因なのです。 でも10年ひと昔と言いますから、現在は全ての面で改善が進んでいます。
地蔵岳と赤抜沢ノ頭間の鞍部にある賽ノ河原には子宝を願う沢山の地蔵尊が祀られています。
大雑把に言うと北アルプスは「明」で南アルプスは「暗」と言えます。 ですから初めて登山される方には山のイメージを高く持って頂くために「北アルプス」を御案内しています。
本当の山好きの方には自然が多く残された「南アルプス」がお薦めです。
地蔵岳、オベリスクのある独特の山容が印象的です。
鳳凰三山(薬師岳:2780m、観音岳:2840m、地蔵岳:2764m)は花崗岩の山塊で白砂青松の日本庭園を思わせるような景観で奇岩、オベリスクなど魅力あふれる山域です。