利根川沿いにある道の駅「水の郷さわら」
に10時55分到着。 ここを起点に佐原の町『小江戸
めぐり』をするため、早めの昼食
を取った。
利根川には白鳥が優雅に泳いていました。
12時出発し、江戸との深い経済・文化の交流を持つ歴史の町《佐原》
に足を踏み入れた。
“お江戸見たけりゃ
佐原へござれ
佐原本町
江戸まさり”
利根川から舟で物資を江戸へ運ぶための小野川沿いに栄えた《佐原》。 昔のにぎわい、 雑踏・・・ かつての華やぎは「江戸まさり」とまでうたわれた
ほどだったと言われています。
道の駅を出て、小野川沿いの右岸を伊能忠敬旧宅まで進み見学、その後 樋橋(ジャージャー橋)を渡り、忠敬記念館へ。
50歳を過ぎてから日本全国を測量して歩き、我が国最初の実測日本地図を作られた偉人。
個人の資金で測量を始めた東北・北海道地区は現在の衛星写真より、わずかに東寄りとなっていますが、西日本は幕府の援助もあり多くの人材を得て測量に取り掛かり、ほとんど衛星写真と代わらない事にビックリしました。
忠敬の測量技術や江戸時代の測量機械製作技術にも驚き、
日本の精密機械製作技術は江戸時代から日本民族に培われていた事に誇りを感じました。
小野川両岸とその周辺には、河岸問屋や醸造などの商工業者が軒を連ね、現在も隆盛を極めた当時を彷彿とさせる古い商家が建ち並び、商都としての歴史的景観を残しています。
この町並みを活かした町づくりへの取り組みもあって、平成8年12月には関東地方で初めて《重要伝統的建造物群保存地区》
に選定されたとの事です。
この一帯は、昔からの家業を引き継ぎ、今も営業を続けている商家が多いことから、
『生きている町並み』
と評されています。
水郷佐原山車会館にも立ち寄り、佐原の大祭で曳き廻される絢爛豪華な山車を見て来ました。 華々しい独自の文化を開花させ、その文化の集大成である
「佐原の大祭」
と
「佐原囃子」
は重要無形民俗文化財として国の指定を受けているとの事です。
丁度、大正3年(1914)に西洋建築の流れをくみ建築された、レンガ積みの「三菱館」の前では利根川から水郷そして歴史的町並みの中を走る観光用水陸両用バスも見かけました。
この素晴らしい町並みは、是非大切に後世に残したいですね。