子供から大人まで多くのファンを持つ名作グリム童話の「白雪姫」を基に、これまでの白雪姫のイメージを一新させたアクション・アドベンチャー大作。監督を務めるのは、人気ゲーム「Halo 3: Believe」のCMでカンヌ広告祭のグランプリの受賞経験もある、CMディレクター ルパート・サンダース。主人公スノーホワイトには、「トワイライト・サーガ」シリーズで絶大な人気を誇るクリステン・スチュワート。また悪魔の女王には、オスカー女優のシャーリーズ・セロン。このほか、『マイティ・ソー』で主人公ソーを演じたクリス・ヘムズワース、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』のサム・クラフリンという若手俳優たちが顔を揃える。(作品資料より)
予告編を見て面白そうだったので、かなり期待していきました。
童話の白雪姫をベースにしているとはいえ、「姫は戦闘系である」ということは
事前情報より理解していたんですが、
もう少しファンタジックだと思ってたんだけど、がっつりアクション系でした…
この白雪姫は、かろうじてパフスリーブのお衣装をお召しになっていますが、
爪は真っ黒、髪はゴワゴワ、ドレスの裾を短く破り、森を駆け巡る。いやあオトコマエ!
幼馴染で途中の王子様や、冒険の途中で出会う狩人が弱そうに見えます。
七人の小人なんて胡散臭いオヤジだし、白雪姫と取引までするし、
結構ブラックな味付け。
でもドキドキワクワクしないのは何故だろう。
それはきっと…大きな声では言えませんが
…このお姫様がそれほど「美人」じゃないだよね。
対する魔女になった女王様の美しさたるや。
なのでなぜ女王様がそれほどまでに白雪姫の心臓に執着するのか、
ピンとこなかったです。
女王様は物語の進行に合わせ、老けたりまた若返ったり。
シャーリーズ・セロンの素顔はどっちなんだ!というほどよくできていました。
私の顔のシワもCGで消してほしい(笑)
迷いこむ黒い森のおどろおどろしさは狙ったのでしょうがコワかった。
むしろ、小舟が浮かぶ湖を覆う霧や、水際を駆け抜ける馬の群れなどの風景の美しさの方が印象的でした。
もちろんストーリーは「めでたしめでたし」で終わるのですが、
女王様が息絶える寸前の、哀れで物悲しく、
でもどこか「成敗されるのを待っていた」という表情が
いつまでも目の奥に残って、複雑な気持ちになりました。
いろんな意味でちょっとずつ残念だったな。