それはまた別のお話

観劇とか映画とかの感想文を少しずつ

「エリザベート」 6/5 マチネ

2012-06-07 | 舞台
「エリザベート」 6/5(火)マチネ 帝国劇場 2階L列上手

【演出・訳詞】小池修一郎
【出演】春野寿美礼 / マテ・カマラス / 嶋政宏 / 石川禅 / 寿ひずる / 古川雄大 ほか

大好きな作品なんですが、でも1シーズンに1回しか観ない「エリザ」。
本来はWキャストの見比べとか、前回との演出違いとかを楽しむべきなのでしょうが、
毎回マッサラな気持ちで観劇しております(笑)

毎度1回しか観ないので、キャストもいつも「初物」中心で選択。
武田→城田と観てきたので、今回のマテトートは本当に楽しみにしておりました。

で。
もう出の瞬間から頭の中が「カッコいい~!」で一杯になった(笑)
ロング金髪がこんなに似合う人がいるなんて!(当たり前だ、ガイジンさんなんだから)
背景に「ガオーッ」って書き文字が見えるぐらいのワイルドさ。
引きで見るよりかお顔が見たいので、ずーっと双眼鏡を駆使いたしました。
歌も最初は「あれ?」と思ったところもあったけど、「最後のダンス」の自由さに惚れぼれ。

さすがに台詞部分は日本語の発音にちょっとガクッとなるところがあったけど
(特にドクトルになりすますところ…脱いだらムキムキだったのもあって笑えた…)
他は違和感は全くなくて、素晴らしかったです。

ルドルフは古川くん。顔が小さくて手足のバランスがよくて、でも限りなくヘタレ(笑)
ちょっと浦井ルドを思い出しました。
春野さんの張りのある歌声や、禅さんの若造り(褒めてます)もよかったけれど、
鉄壁のアンサンブル、わざと個性を消したトートダンサー、捨て曲のない音楽。
やっぱり「間違いない」作品です。永遠に。

そうそう、今回は2階席を女子高校生が大量に占拠しておりました。
開演前のロビーは「世界史苦手なんだけど」などの話題で大賑わい。
「あたし出演者誰も知らないんだけど~。あー高島兄だけわかるぅ!」
…なるほど。そのためにルキーニはずっと同じキャストなのね。
ただこの作品は少し際どい表現も出てくるですよね。
初夜開けのベッドを確認される場面、皇帝が娼館に行ってからシシィの体調が悪くなる場面、
解説が必要なオクテの子もいるのでは…と余計な心配が先立ってしまいました。
でも彼女らの中で、今日の経験がずっと残っていく子もいるんでしょうね。




でね。
マテさんがロックっぽく歌うもんだから、ときどきトートをあっきーに脳内変換して見てました。
福岡のエリザ特番に出演もし、エリザの曲を何度か歌ったそうだから距離的には近いと思うんだよね。
(そう言ったらお友達に身長問題を指摘されましたが…)
馬車に乗ってるとことか指揮棒振るうとことか、楽しめそうなんだけど。(歌じゃなくてそっちか?)
コメント
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