Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

ツイン・ピークス エピソード9

2008-01-01 04:27:16 | TWIN PEAKS
ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】

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1990-91アメリカ
監督:デヴィッド・リンチ
製作総指揮:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト
脚本:ハーレイ・ペイトン
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン、ジョアン・チェン、パイパー・ローリー、シェリル・リー、シェリリン・フェン、ララ・フリン・ボイル、メッチェン・エイミック、ジャック・ナンス、エヴェレット・マッギル、キミー・ロバートソン、グレイス・ザブリスキー



謹賀新年で、ツインピークス・エピソード9はまたもやデヴィッド・リンチ監督よ。
皆様ことしもよろしくお願い申し上げ奉るm(_ _)m

********

さて、ロネットの覚醒で終えた前回。
さっそくクーパーはロネットの証言を得たいが、ロネットはダメージが大きくて放心状態。そこで、レオとボブの似顔絵を見せてみることに。レオはともかく、ボブはいまのところクーパーの夢とローラママの幻影でしか現れていないのだが。

と思ったら、ロネットの病室でクーパーが座ろうとした椅子が変。高すぎる。どうやって下げるのこれ?とかいいながら、ハリーが椅子に張ってある解説を読み上げて、虚空を見つめるロネットの脇で椅子と格闘(笑)こんなシリアス場面にこれはないよ。まったくもってリンチ節炸裂(大笑)

しかもレオの似顔絵、全然似てねえよ・・・あれじゃたとえレオがホシでもロネットは反応しないぞ。

で案の定、ボブの絵をみてロネットは過剰反応。ロネット役も大変だよ。

***

ウインダム・アールの名が初登場(だと思う)。クーパーの元相棒でリタイヤと同時に精神病院へ。そのアールが脱走したらしい。こりゃ新たな展開?(っつーか、ウインダム・アールネタがセカンドシーズン低迷の元凶なような気がするけど?(笑))

ローラのケータリングサービス(ホームミールとか言ってたな)のあとを引き継いだドナ。老婆トレモンドさんの家にランチを運ぶが、その家がまたくせ者でね~~
明らかにミニ・リンチといった風情の少年が椅子に深々とこしかけていて、クリームコーンの手品を見せたりする。

「お皿にクリームコーンが見えるかい?」
「ええ」
「クリームコーンは嫌いだといったのに」
「・・すみません」
「お皿にクリームコーンが見えるかい?」
・・・・皿からコーンが消えている・・・・
「いいえ」
・・・・少年の手にクリームコーンが移っている

変だ。変すぎる。少年の言葉の発音もすごい変だし。
なんでここでクリームコーン瞬間移動なんだよぉ・・しくしく
(泣くこたないか)


こうしてみると、TVシリーズなのにかなり強力にリンチワールドを混ぜ込んでいたんだなあ・・

で、怪しいトレモンドさんから重要な示唆を受けるドナ。
「ローラのことは隣のスミスさんに訊いて見なさい」
スミス?また変なのが登場するのか??
果敢にもその足でスミスさんの家をノックするドナ。なんかあぶなっかしいな~

結局スミスさんは留守(っつーか居留守)で、ドナは連絡先を書いたメモを残して去る。


一方、ロネットの反応で確証を得たのか、ボブの似顔絵でWANTEDのポスターを貼る保安官の人たち。ていうか、RRダイナーのドアで手をセロテープだらけにしてベリベリ苦戦するアンディ(笑)アンディよ、ポスターもまともに貼れないのかよぉ愛すべきアンディ。。。


すっかり白髪となったリーランドは、ベンの弁護士(しゃれにあらず)としての仕事に復帰の意欲まんまんだが、例の製材所の火事のことをアイルランド人に知らせちゃったりして、本人の意欲とうらはらにろくでもないヤツに成り果てる。。(っつーかベンにとってね)
そのリーランド、ベンの懇願にも耳を貸さず一枚の絵に吸い寄せられる。そう、ボブの手配書。「こいつは見たことがある!ウチの別荘の隣にいたやつだ」
おおっ思わぬ展開。リーランドとボブの繋がりがこんな形で伏線張られていたのかぁっ!


それからブリッグス少佐。
この人の仕事は「機密だ」ということなのだが、任務の一つに宇宙からの通信を傍受する、というのがあるらしい。突然彼はクーパーの部屋を訪れる。そして、普段はまったく意味のないノイズである宇宙電磁波のなかに、突然意味のある言葉が読み取れたという。「フクロウは見かけと違う」「クーパー」「クーパー」「クーパー」。ちょうどクーパーが撃たれ、巨人と出会っていた時刻だ。
これはなにを意味するのか??
(意味という点ではたいしたことではなさそうだけどね(笑))


リンチやりたい放題といった趣の回で、なかなか気に入ったな。
エンディング近くにはまた意味ありげにローラの家の階段のカットがはさまれたりして、雰囲気抜群。
やっぱりいいなあ。リンチは。


あれ?ジェームズとドナとマディがうた歌うのはこの回だったっけ?
あれもな~不思議な感じよ
ジェームズとマディがなんか接近していて、ドナはちょっとばかし戦々恐々。
ジェームズはドナを愛してるんだ~といいたいみたいだけど、だったらマディといちゃいちゃするなよな~

べそかいてるドナに電話が。
「ハロルド・スミスさんからだよ」

ケータイのない時代の物語。

********

ページトップ↑にあるのは全作パックのゴールドボックス。
下↓はシーズン別バラ売り。
特典がそれぞれ違うので要注意


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5 コメント

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今年もよろしくお願い致します。 (歌恋)
2008-01-01 12:11:44
このツイン・ピークス解説を読む度に
「早く観たい―」とジタバタしていたのですが

ようやく大晦日にサンタさんがくれました。
お仕事に差障りが出ないように
ちょっとづつでも観ていこうと思っております。
返信する
今年もよろしく (manimani)
2008-01-02 03:30:07
☆歌恋さま☆
2日に1話くらいのペースがほどよいのでは?
寂しいよるもこれでなんとか過ごせるといいですね。
しかしサンタにもらえるとはうらやまし。
返信する
あんまり (小黒猫屋)
2011-04-14 14:21:25
見切った風な言い方 しない方がよろしいかと 趣味でないならU+FF02あわなかった''で十分
返信する
なんでしょう? (manimani)
2011-04-16 03:12:50
☆小黒猫屋さま☆
見切った風とはどういう意味?
趣味でないと言っていますか?
(むしろ趣味であると言っている)
U+FF02←これはなんでしょう?

こんな弱小ブログでどんな書き方がよいとか悪いとかあまり問題にしてもしょうがないのです。
好きなように書き、書いたままに反応されて、喜んだり凹んだりして、それでさようならです。

むしろそっくり返してもいいかもしれないとも思います。
返信する
返答はなし? (manimani)
2011-05-05 01:55:09
☆小黒猫屋さま☆
とくにコメント返しはありませんか?
議論の必要はありませんか?
重ねて申しますが

●ツインピークスはワタシは大好きです。なにをもって趣味でないと思われたのでしょう?
●趣味でない場合でもどう趣味でないかとか語るなどしたほうが世の中面白いと思うのですが、どうでしょうか。
●もし「趣味でないなら「あわなかった」で十分」とのお考えなら、なぜこの記事に対しては「あわなかった」では済まさずにコメントを残したのでしょうか?

などと疑問を持ってはいるのですが。

再訪をお待ち申し上げますよ。
返信する

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