Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

チェンバロです

2005-05-09 09:39:54 | ちぇんばろ
愛・地球博の疲れはこの土日でかえって増幅された感があり、へたり気味です・・・
なので、ここでチェンバロの話でもします。(なんでだ?)

**

こいつは、今レッスンを受けているところにあるチェンバロです。
フレミッシュ・チェンバロの一段鍵盤のやつです。
4オクターブで、(たぶん)8ft+4ftと8ftの切り替えレジスターがついています。

フレミッシュチェンバロというのは、16世紀末~17世紀前半にアントワープで活躍したリュッカースさん一族が製作・量産したタイプを原型とするものなんだそうです。
が、このタイプはその後18世紀中に時代に合わせた改造が盛んに行われたそうで、現存するリュッカースのチェンバロもほとんど製作時の原型はとどめていないそう。
(この改造は「ラヴァルマン」と呼ばれるそうです)

で、もちろん写真の楽器は「当時のもの」ではなくて、だいたい20年前くらいに日本でつくられたコピーです。20年前に新潟の演奏家が使っていたモノがめぐりめぐってここにあるそうです(^^;)。

というわけで、私が弾いているのはどうやら、
「フレミッシュタイプ1段鍵盤(ラヴァルマン)のコピー(made in Japan)」ということになりますね。

でこのチェンバロ、思いの外やっかいでした。
ピアノ(打弦)とちがって、撥弦という機構を持っているせいで、
鍵盤の高音部は割と軽目なのに対し、低音部では「どっこらしょ」と押さないと
音が出てくれません。
しかも鍵盤によって微妙に堅さがまちまちなのです。

なので、家でピアノで練習していっても、実際にチェンバロを弾くとボロボロ(-_-;)

ちょっと調整すればなんとかなりそうな気もするんですけどー
○○楽器さんお願いしますよぉレッスン代高いんだからー

で、今はバッハのインベンションとフランス組曲に取り組んでいます。
先生はラモーとかヘンデルとかを薦めていたんですが、私が無言のうちに
バッハ以外は弾きたくないオーラ
を出したらそれが効いたようです。


というわけで、いま月3回新宿の某楽器に通っています。
実は職場にかなり近く、時間帯も終業時刻ころなので、
知ってる人に会いそうでかなりスリリング(笑)
でもリハビリだからね(勝手な言い分)
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2 コメント

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どんなオーラ??? (歌恋)
2005-05-09 17:33:24
>>バッハ以外は弾きたくないオーラ

どんなオーラでしょう?

でもわたしもチェンバロを前にしたら

バッハ以外の何を弾いて良いのか解かりません。



そうそうP・K・ディックがSF殿堂入りしましたね!!

これを見た瞬間に

「manimaniさんにご報告しなければ!!!」と

何故か使命のように思ってしまいました。



http://news.goo.ne.jp/news/reuters/geino/20050507/JAPAN-176474.html?C=S
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うぉっと! (manimani)
2005-05-09 18:42:27
SF殿堂?そんなのあったか?・・と思ったら96年に設立。うーんこれは知らなかった。ということは意外に早い殿堂入りだなディックさん。既に故人なのでめでたいんだかどうなんだかわかりませんが・・・



バッハ以外弾きたくないオーラは

バッハの肖像を思い浮かべて相手にじっと思念波を送るのです(笑)
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