Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

Quand la femme tient la barre de sa vie N°6猫沢エミライブ行ってきました。

2012-03-26 22:31:54 | 猫沢エミ
Quand la femme tient la barre de sa vie N°6
 -猫沢エミライブ&トーク@TRAUMARIS
2012年3月2日(金)雨


以前は猫沢エミのライブについてはライブから帰ってきたその日にうが~っと書いてUPしていたものだが、最近は1ヶ月とか経ってからようやく書くという、ファンにはあるまじき体たらくなのですが、何事にも慣れや停滞はあるものだなあと一般論にしてごまかす。

彼女の音楽への愛情はなんら変わらないつもりなのだが。

今回のライブは、ご自身で「Emi NECOZAWA & Sphinxの3ピースユニット」と仰るとおり、ギター、ベース、パーカッションでSphinxのスケール感とグルーヴに挑むという趣のものだった。
以前からこのスリーピースでのライブは何度も観ているし、編成が小さいからと言ってダイナミズムが損なわれる心配などなにもないとワタシは知っている。はたして、ガットギター+ウッドべ+パーカッションというアコースティックユニットは、ぎらぎらにかっとんで場をぐんぐんかき回した。



今回はベース・グル岩見さんのそばに座ったせいかもしれないが、どの曲もぼよんぼよんに跳ね飛んでいた。ガットギター円山氏も、ガットとはいえいつもながらにピックアップを通して出る音に様々にエフェクトを加え、宇宙を多層化する。それぞれのプレイヤーがちょっとずつテリトリーをはみ出して場を作る感じがする。これがこのスリーピースの魅力だな。

グル岩見


今回の新兵器は猫沢さんのセットに追加されたスネアドラム。これは目からウロコ的な感じでなぜ今までなかったのか?的新鮮さだった。主にブラシによるジャジーなロールで使われたのだが、ウッドベースの存在とあいまって一気に気分はニューヨークみたいなw
アイテムが一つ増えると運搬もセッティングも大変になる打楽器だけどこれはいいですねー。

ニューヨークの雰囲気を思いながらという旨のことを口上に、そのスネアを使った新曲が披露され、これがまた不思議ないい曲だった!間違いなく猫沢エミのメロディだがどこか新しい境地。挑戦し続ける体制にここ1~2年の猫沢エミは入ったのだと明確に印象付ける曲でした。もう一回聴きたい。



セットリストを眺めると、もはや完全にSphinx時代に入ったという選曲であることがわかる。メジャー時代のポップな曲からはほぼ選曲無し。攻めに入ったな!!
以前の曲もまだ十分破壊力を持っていると思うので、それらの名作も新しく生まれ変わってまためぐり合うのを楽しみにしています。

円山天使さんon Guitar



***

セットリスト(新曲でタイトル分からんのは適当にタイトルつけましたw☆)

TABACの森
赤い星
ニューヨーク☆
I am a Kitten
アデュー☆
Syncopation
Madrigal
Zobi la mouche
Zo-wa-z'oiseaux
C'est vous sur le pont

私の世界
セプタゴン





**

会場となったトラウマリス、インスタレーション中でありその中での不思議な空間のライブだった。
天井からつるされたビニール紐のカーテンに、プロジェクタで投影される光が明滅する中、ワタシはそのプロジェクタからの光るを受ける場所に陣取ったため、ライブ終盤には軽いピカチュウ病になってしまいwいい具合にトリップしておりました。
目をつぶっても光が明滅するのをさえぎることができず、視覚への刺激というのはなかなかあなどれないことなんだと深く実感した。

おともだちKさんはいよいよ本格的に猫沢エミスタッフになったらしく、ご本人がとうとう「シトロンプリュスのスタッフになりましたー」と宣言した。ワタシも若かったらそうしていたかもしれない(歓迎されるかどうかは別だが)。人生の舵を切ったKさんに幸多かれー☆





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