「カポーティ」オフィシャルサイト
監督:ベネット・ミラー
原作:ジェラルド・クラーク
脚本:ダン・ファターマン
音楽:マイケル・ダナ
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン 、キャサリン・キーナー 、クリフトン・コリンズ・Jr
なんだろうこの居心地悪い感じは???????
??????????????????????
??????????????????????
と考えながら見ていたんだけれど、
ああ、そうか、
これはなんというか「物まねショー」なんだな、
これからカポーティの真似をします。どうぞ御覧下さい~~
というわけで、全編比較的平穏で、抑制が効いている、
そのタッチは好きだけれども・・・
肝心の
・なぜカポーティはこの事件に興味をもったのか?
・この事件と犯人の有り様に肉薄しようという情熱がどのように高まってきたのか
・取材した内容をどんな苦労で作品に仕立て上げたのか?
という、「当然の」興味にはほとんど答えていないような気がする。
だから予告編でも使われた、「彼は裏口から、自分は表玄関から出た」
とかいう心情吐露もなんだかいかにもセリフを喋っているだけに見えたし、
「結末が見えない~」と苦しむ姿も妙に唐突で。
カポーティ自身が小説のために犯人との友情を結果的に翻弄した、その「冷血」だってあまり伝わってこなかった。
要するに内面が描けていないわけ。
そのくせ外面は非常に努力して表現方法を獲得した形跡が見えるわけ。
だからこれは構造的に「物まねショー!」なわけで。
そりゃあ実際のカポーティの物腰や喋り方なんてしらなかったから
似てるかどうかさえわからないけどさ。
(客入れのときに実際のカポーティのテキストリーディングを流していたけどね)
くやしいからカポーティの小説を読むことに決定。
帰りに「冷血」新訳版を購入する。
**
わたしの親父はまあ文学かぶれなので、子供の頃私に、
「冷血」というすごい小説がある。
実話をもとにした小説だ。
今日TVで「冷血」をやるから観るぞ。
といって、そのおどろおどろしいタイトルとともに幼い心を脅かしたのを
よくおぼえている。
めぐりめぐってその小説をこの日購入することになろうとは
いまのいままで思ってもいなかったよ(笑)
音楽はいいですね。
抑制ききまくり。
好き度
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監督:ベネット・ミラー
原作:ジェラルド・クラーク
脚本:ダン・ファターマン
音楽:マイケル・ダナ
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン 、キャサリン・キーナー 、クリフトン・コリンズ・Jr
なんだろうこの居心地悪い感じは???????
??????????????????????
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と考えながら見ていたんだけれど、
ああ、そうか、
これはなんというか「物まねショー」なんだな、
これからカポーティの真似をします。どうぞ御覧下さい~~
というわけで、全編比較的平穏で、抑制が効いている、
そのタッチは好きだけれども・・・
肝心の
・なぜカポーティはこの事件に興味をもったのか?
・この事件と犯人の有り様に肉薄しようという情熱がどのように高まってきたのか
・取材した内容をどんな苦労で作品に仕立て上げたのか?
という、「当然の」興味にはほとんど答えていないような気がする。
だから予告編でも使われた、「彼は裏口から、自分は表玄関から出た」
とかいう心情吐露もなんだかいかにもセリフを喋っているだけに見えたし、
「結末が見えない~」と苦しむ姿も妙に唐突で。
カポーティ自身が小説のために犯人との友情を結果的に翻弄した、その「冷血」だってあまり伝わってこなかった。
要するに内面が描けていないわけ。
そのくせ外面は非常に努力して表現方法を獲得した形跡が見えるわけ。
だからこれは構造的に「物まねショー!」なわけで。
そりゃあ実際のカポーティの物腰や喋り方なんてしらなかったから
似てるかどうかさえわからないけどさ。
(客入れのときに実際のカポーティのテキストリーディングを流していたけどね)
くやしいからカポーティの小説を読むことに決定。
帰りに「冷血」新訳版を購入する。
**
わたしの親父はまあ文学かぶれなので、子供の頃私に、
「冷血」というすごい小説がある。
実話をもとにした小説だ。
今日TVで「冷血」をやるから観るぞ。
といって、そのおどろおどろしいタイトルとともに幼い心を脅かしたのを
よくおぼえている。
めぐりめぐってその小説をこの日購入することになろうとは
いまのいままで思ってもいなかったよ(笑)
音楽はいいですね。
抑制ききまくり。
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この名優てんこ盛りのコミカル・ミステリーで
カポーティは演技しているわけですが、
この映画で姿と喋り声を見聞きしただけの私でさえ、
『カポーティ』の予告を見た時には
「うわ!似ている~!!』と思いました(笑)。
似過ぎている事はやり過ぎにも近く、
笑いと紙一重なのは
『バスキア』でのデヴィッド・ボウイ扮した
アンディ・ウォーホールでも明らかですね。
そう言えば、カポーティが
ウォーホール同様、感情が表に出ないタイプという
可能性はこの映画の中ではどうなんでしょうか?
『太陽』はその辺をすごく巧く切り抜けていると
感じましたが...。
『冷血』が映画化された時の主演は
『ロスト・ハイウェイ』にも出ていたロバート・ブレイクでしたね。
個人的にはTV『刑事バレッタ』で憶えた人ですが...。
この人も後に事件の主役になったりして
色々因果を感じてしまいました。
そうそう「名探偵登場」に出てるんですよね。私、まったく記憶がなくて^^;ダメですね~
映画ではカポーティが感情を表に出さない、という設定でもなかったと思うんです。結構泣き言を言ったり、涙を流したりしてましたから。
もしかしたら私が現実の「世間」の人と同じようにカポーティの外見や変な喋り方に惑わされて本質を見抜けていないのかもしれません。
「太陽」では同様に「物まね」ではあるわけですが、カポーティと対照的に、そういう印象ではなかったですね。おそろしいまでに作品の描きたい人物としてはまっていた。この違いを突き詰めるのも面白いですね。
映画化の「冷血」は67年のやつですね。これはちょっとわたしにはトラウマ的映画なのです。細部はおぼえていませんが。
ロバート・ブレイク、どんな事件の主役に?
http://www.zakzak.co.jp/midnight/hollywood/backnumber/B/020419-B.html
http://www.zakzak.co.jp/midnight/hollywood/backnumber/B/020423-B.html
ただ、この後どうなったかは知らないんですが...。
滝本誠氏が以前書いていたのでそれで知ったんでした。
因みに『冷血』は本も映画も未読/未見でっす(苦笑)。
因縁深いですねえ。
「カポーティ」での犯人役も結構病的な風貌だったので、将来が心配です(笑)
映画評が載ることになったんですが、
そこにこの『カポーティ』について
顔見知りのライターさんが書いた
manimani さんとは対照的な評が載っております。
これはこれで結構面白い見方だと思うので
何かの折に大型書店辺りで立ち読みでもしていただければと思いますです。
私は 実像のカポーティを知らないから
モノマネとは 思いませんでした。
確かに 心理的な深みは描かれて無かったけれど
彼の生い立ち
(母が離婚して 再婚して 早く死んだ)
については 映画の中で話しているし
自分が 変わった喋り方をしている・・とかで 実は友人(というより カポーティの取り巻き?)
たちから 馬鹿にされているんだ・・
という疎外感は描かれていたと思うので
そこで
死刑囚に なんらかのシンパシーを感じたんだと思いますよ。
死刑囚のほうもカポーティだけが 頼りだ みたく
彼に信頼を置いてただろうし
(信頼をもたれると情も移るでしょうし)
・・・
こちらからもTBさせていただきますね。
宜しくお願いしますm(__)m
う~ん、ちょっと厳しすぎたかしら・・
でも確かに脚本には書いてあるけど、実際映像的にそのシンパシーや信頼が描けていたかというと、もうひとつ突っ込みがほしいなと。
役者はいいのに残念という感じです。
しかし「猫」という名前、いいですね~